新しい年の始まりは、空気が少し澄んで感じられます。
特別なことが起きたわけではなくても、「またここから始められる」という感覚が、心に余白をつくってくれる気がします。
40代に入ってから、自分に対する見方が変わりました。
以前は当たり前にできていたことが、同じようにはいかなくなったり、理由もなく気持ちが揺れたり。
「もっとがんばらなきゃ」「このままでいいのかな」と、自分を急かすような気持ちが、どこかにありました。
そんな中で、私の支えになっていたのは、とても小さな日々の積み重ねでした。
〇 毎日少しずつ続けている勉強。
〇 短くても、自分の言葉で綴るブログの更新。
〇 体力を落とさないための、ささやかな運動。
どれも派手ではなく、目に見える成果がすぐに出るものではありません。
調子がいい日もあれば、思うように進まない日もあります。
それでも「今日はこれだけできた」と思える行動を、完全には手放さずにきました。
あるとき、それらを記録として見返す機会がありました。
一日一日は小さくても、並べてみると、確かに続いている日々がありました。
私は、途中で投げ出す人間ではなかった。
気分任せでやめてしまうだけの人でもなかった。
自分なりのペースで、毎日を積み重ねていける人間だった。
そう気づいたとき、胸の奥が少しだけ温かくなったのを覚えています。
それから、自分を見る目が変わってきました。
新しいことに向かうときも、「うまくいくかどうか」より、「続けていけばいい」と思えるようになったのです。
結果を急がなくなったことで、心に余裕が生まれました。
自信というと、大きな成功や、誰かに認められることを思い浮かべがちです。
でも今の私は、自信はもっと静かな場所で育つものだと感じています。
投げ出さずに今日を終えたこと。
完璧でなくても、自分を見失わずに過ごしたこと。
その積み重ねが、「私は大丈夫」という感覚につながっていました。
新しい年も、特別な目標を掲げなくていい。
少しずつでいい。
続けられる形を選びながら、また一日を重ねていく。
澄んだ空気の中で、そう思える今の自分を、静かに信じてみようと思います。

