6月6日は「ひとみの日」――今こそ目の健康を見つめ直すタイミング
40代に入ってから、目が疲れやすくなったり、スマホやパソコンの文字が見づらく感じたり…。
そんな変化を「年齢のせいかな」と流してしまっていませんか?
実は、目の病気の中には初期に自覚症状が出にくいものも多く、特に緑内障はその代表的な存在。
視野の欠けに気づいた頃には進行しているケースも少なくありません。
6月6日の「ひとみの日」は、そんな目の健康を見つめ直す良いきっかけになります。
私の体験:電光掲示板の“かすみ”が教えてくれた異変
40代を過ぎたある日、通勤電車でふと違和感を覚えました。
駅の電光掲示板の文字が、かすんで見えたのです。
目をこすったり、瞬きをしたりしても、すっきりしない。
加えて、おでこや眉まわりの重いような痛みも続いていました。
「なんだかおかしい」と感じて、念のため眼科を受診してみることにしました。
そこで伝えられたのは、緑内障の初期段階の可能性。
自覚症状がほとんどなかった分、かなりショックでした。
私と同じように「見えてるから大丈夫」と思っている方にこそ、
この体験を届けたいと思います。
▶︎ 過去記事:「40代からの目のケア ― 緑内障と向き合う私の鍼灸治療体験 第1回」
なぜ40代からの眼科検診が大切なのか?
40代は、目の老化や疲労がじわじわと進行しやすい時期です。
加齢だけでなく、スマートフォン・PC作業・乾燥・ストレス・血流低下など、
目への負担は年々増えています。
中でも緑内障は、日本人の40代以降の失明原因第1位とも言われており、
「見えにくい」より先に、視野がゆっくり欠けていくという特徴があります。
だからこそ、自覚がない今こそ、検診でのチェックが重要です。
私が続けている「目を整える暮らし」の習慣
現在は、3か月に1度の眼科受診を続けながら、
目の不調に向き合う暮らしを整えています。
40代女性としての実体験から、私が取り入れているケアは以下の通りです:
■ 抗酸化作用のある野菜で“目の内側”からケア
・朝のスムージー習慣(ケール・ブルーベリー・枸杞の実入り)
→ 目の細胞を守るビタミンA、アントシアニン、ルテインが豊富
▶︎ 詳しくは:「40代女性におすすめスムージー。美肌・疲労回復にも◎なレシピ紹介」
・にんじん・かぼちゃ・小松菜・ほうれん草などの緑黄色野菜を意識して摂取
■ 紫外線から目を守る「日中のひと工夫」
・UVカットの日傘やサングラスを活用
・外出時は目を「日焼け」から守る意識を持つ
■ 巡りを整える「入浴と運動」
・お風呂で目元を温める+血流を促す
・ストレッチや軽いウォーキングで体のめぐりをサポート
■ 東洋医学の力を借りて、根本からケア
・鍼灸治療で、目とつながる肝・腎のバランスを整える
・治療後は、目の疲れが抜けるような軽さを感じる日も
見えている今こそ「未来の視界」を守る時期
目の違和感やかすみ、疲れを「年齢のせい」と片づけないこと。
それが、5年後、10年後も心地よい視界で暮らすための第一歩だと感じています。
私自身、違和感を放置せずに受診したことで、早期に気づくことができました。
この小さな行動が、目の未来を守ることにつながるのだと実感しています。
どうか、40代のみなさんも
「まだ大丈夫」ではなく「今チェックしておこう」の視点を持ってみてください。
ひとみの日をきっかけに、
目をいたわる“私時間”を、ぜひ暮らしに取り入れてみませんか。