第7回|ストレスが毛細血管を減らす?自律神経と巡りの深い関係
40代になってから、
「なんとなく疲れが抜けない」
「寝てもすっきりしない」
そんな日が増えていませんか。
検査では異常がない。
けれど、体はどこか重たい。
その背景にあるもののひとつが、
ストレスと自律神経の乱れかもしれません。
これまでの回でお伝えしてきた「ゴースト血管」。
毛細血管が減り、血流が届きにくくなる現象です。
実はこの毛細血管、
強いストレス状態が続くことでも影響を受けるといわれています。
ストレスで血管はどう変わる?
強い緊張や不安を感じると、
私たちの体は無意識に“戦うモード”に入ります。
これは交感神経が優位な状態。
血管はきゅっと収縮し、
血流は一時的に抑えられます。
短時間なら問題はありません。
けれど、その状態が長く続くとどうなるでしょう。
細い毛細血管には十分な血液が届きにくくなり、
巡りが滞る時間が増えていきます。
それが積み重なることで、
ゴースト血管の一因になる可能性も考えられています。
自律神経とゴースト血管の関係
自律神経は、
呼吸・体温・血流などを24時間調整している大切な仕組みです。
交感神経(緊張)と
副交感神経(リラックス)。
このバランスが整っていると、
血管はしなやかに伸び縮みし、
毛細血管まで血液が届きやすくなります。
けれど40代は、
・仕事の責任が増える
・家族の変化がある
・更年期の入り口に立つ
など、心身ともに揺らぎやすい時期。
気づかないうちに
「ずっと緊張している」状態になっていることも少なくありません。
40代は“緊張状態”が続きやすい
スマートフォンを見続ける。
考えごとをしながら眠りにつく。
常に誰かのために動いている。
体は休んでいても、
神経は休めていない。
その状態では、
毛細血管は十分に開ききれません。
冷え、肩こり、目の疲れ、
手足のしびれ。
それらは単なる加齢ではなく、
「巡りが滞っていますよ」という
体からのサインかもしれません。
巡りを守る、1日3分の整え習慣
特別なことは必要ありません。
まずは、
ゆっくり吐く呼吸を意識すること。
4秒で吸い、
8秒かけて細く長く吐く。
それだけで副交感神経が働きやすくなります。
・朝、窓辺で光を浴びる
・ぬるめのお風呂に浸かる
・夜はスマホを早めに手放す
こうした小さな習慣が、
血管をやわらかく保ち、
ゴースト血管を遠ざける土台になります。
がんばらないことも、血流ケア
40代は、
「ちゃんとしなきゃ」が増える年代。
けれど、
がんばり続けることが巡りを止めることもあります。
完璧を目指さない。
全部抱え込まない。
今日は7割でよしとする。
それも立派な血流ケアです。
ゴースト血管対策は、
若返りのためではありません。
未来の自分を、静かに守るための習慣。
ストレスに気づき、
自律神経をゆるめることは、
巡りを取り戻す第一歩です。
40代の今だからこそ、
少しだけ“ゆるむ時間”を。
それが、
これからの10年を心地よく過ごすための
やさしい土台になるのです。
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