第6回|目・脳・未来の健康を守る|ゴースト血管と緑内障の話
40代になってから、
目の疲れを感じる時間が増えました。
スマートフォンやパソコンを見る時間は変わらないのに、
夕方になると視界が重たい。
ピントが合いにくい。
乾きやすい。
「年齢のせいかな」と思いながらも、
一度きちんと検査を受けてみようと、眼科を受診しました。
検査の結果、
緑内障の初期段階と診断されました。
今も定期的な通院で経過観察が続いています。
この時を境にこれから先の目の健康について、
静かに考えるきっかけにもなりました。
緑内障は「眼圧」だけの問題ではない?
緑内障というと、
「眼圧が高い病気」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
もちろん、眼圧の管理はとても重要です。
医師の指示に従い、きちんと治療を続けることが大前提。
けれど最近では、
眼圧だけでなく「血流」も関係しているのではないか、
という視点も語られるようになっています。
目の奥にある網膜や視神経は、
とても細い毛細血管によって栄養と酸素を受け取っています。
もしその血流が弱くなれば、
十分な酸素が届きにくい“虚血”の状態になる可能性があります。
そこで思い出したのが、
これまで見てきた「ゴースト血管」という現象でした。
毛細血管の減少は、目にも起こりうる
ゴースト血管とは、
毛細血管の数が減り、血流が届きにくくなる状態。
これは手足や肌だけでなく、
全身で起こりうる変化です。
目もまた、
毛細血管の集まりでできている繊細な器官。
全身の巡りが滞っていれば、
目の奥の血流にも影響が出る可能性は否定できません。
だからこそ、
眼圧という局所的な視点だけでなく、
体全体の血流を整えることも、
未来の目を守る一歩になるのではないかと感じています。
医療と暮らしのケアは、両輪で
ここで大切にしたいのは、
医療を否定しないこと。
緑内障は、早期発見と継続的な治療が何より大切です。
定期検診と医師の判断は、
目の未来を守る確かな土台。
そのうえで、
私たちが日常でできることもあります。
・体を冷やさない
・十分に眠る
・軽く体を動かす
・深い呼吸を意識する
どれも特別なことではありません。
けれど、自律神経を整え、血流をゆるやかに保つ習慣です。
医療が“治療”なら、
暮らしは“土台づくり”。
どちらかではなく、
両方あってこそだと、今は感じています。
目は、脳とつながっている
視神経は、脳へと直接つながっています。
だからこそ、
目の健康は、脳の健康とも無関係ではありません。
40代は、
「今」だけでなく「これから」を見つめ始める時期。
10年後も、
好きな景色を見たい。
本を読みたい。
大切な人の表情を、はっきり見つめたい。
その未来を守るためにできることは、
特別なことではなく、
巡りを整えること。
不安ではなく、気づきとして
緑内障という診断は、
不安をゼロにはしません。
けれど私は、
怖れる材料にするのではなく、
体全体を見直すきっかけにしたいと思いました。
目が疲れている日は、
体も疲れているのかもしれない。
視界が重たい日は、
巡りが滞っているサインかもしれない。
ゴースト血管ケアは、
若返るためのものではありません。
未来を静かに守るための、
穏やかな習慣。
40代の今、
目と向き合うことは、
これからの人生と向き合うこと。
そう思いながら、
今日も私は、体をあたため、ゆっくり眠ります。
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