40代に入り、ふとした瞬間に感じる「疲れやすさ」や「肌の変化」。
それは衰えではなく、“整えどき”のサインかもしれません。
そんな私が日々の暮らしに取り入れているのが、緑茶というとても身近な飲みもの。
最近では、緑茶に含まれる成分「EGCG(エピガロカテキンガレート)」が、長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化する可能性があると注目されています。
今回は、緑茶がもつ“内側から整える力”や、体にやさしい飲み方の工夫、
さらに番茶やほうじ茶との違いについても触れながら、私の整え習慣をご紹介します。
緑茶に含まれる「EGCG」が“長寿遺伝子”に働きかける
緑茶に含まれるポリフェノールの一種、EGCG(エピガロカテキンガレート)は、
細胞を若々しく保つ働きがあるサーチュイン遺伝子を活性化するとされ、アンチエイジング分野でも注目されています。
研究で期待されている主な作用は:
◎ 抗酸化作用:細胞の老化を防ぎ、若々しさをサポート
◎ 抗炎症作用:体の慢性的な炎症を抑えて内側から整える
◎ 脂肪代謝のサポート:体脂肪の蓄積を抑える可能性も
◎ オートファジー促進:細胞内の不要物を掃除する働きも期待
お茶を飲むという日常の中に、細胞レベルで体を整えるヒントがあると考えると、なんだか頼もしいですよね。
私の「緑茶の整え方」|やさしく続ける3つのポイント
飲むだけでも体にうれしい緑茶ですが、40代の体に寄り添った飲み方を心がけることで、より穏やかに整え習慣が深まるように思います。
① 空腹時は避けて、やさしいタイミングに
緑茶にはカフェインが含まれているため、空腹時に飲むと胃に刺激になることも。
私は朝食後や午後の休憩時間に、温かいお茶をゆっくり楽しむようにしています。
② 70~80℃の低温でゆっくり淹れる
高温で淹れると苦味が出やすい緑茶。
低温でじっくり抽出することで、まろやかでやさしい味わいになり、体にもすっと馴染む感じがします。
③ お茶を選んで、自分に寄り添う時間をつくる
気持ちを整えたいときは緑茶、夜はカフェイン控えめのほうじ茶、
胃にやさしい番茶を食後に…というように、お茶の種類も“自分をいたわる選択肢”に。
緑茶・ほうじ茶・番茶の違いをくらしに活かす
| 種類 | 主な特徴 | おすすめのタイミング |
|---|---|---|
| 緑茶 | EGCG・カフェインが豊富で抗酸化・抗炎症作用がある | 朝の一杯や仕事中のリフレッシュに |
| ほうじ茶 | 香ばしさがありリラックス効果。カフェインは控えめ | 夜のリラックスタイムに |
| 番茶 | 刺激が少なく胃にやさしい | 食後や体調が気になるときに |
お茶は、ただの水分補給ではなく、自分と向き合うきっかけになると私は思っています。
「今日は緑茶でしっかり整えよう」「夜はほうじ茶で心をほどこう」
そんなふうに、お茶の種類で気分や体をチューニングするのも大切な習慣です。
小さな「お茶時間」が、未来の私を整えていく
40代という人生の節目は、なにかを大きく変えるより、
日々の“ちいさな整え”を重ねていくことが自分らしさを育てる鍵だと、私は感じています。
高価な美容液や特別な食材よりも、
毎日手にできるお茶の1杯が、私の体と心をそっと整えてくれる。
これからも私は、緑茶とともに、「私らしい未来」を少しずつ育てていきたいと思います。
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