日本の神々と日常の知恵 Vol.30:埴山姫命(はにやまひめのみこと) — 暮らしを育てる“ものづくりの心”

②<日本の神々シリーズ>

40代になると、仕事や家事、人間関係の中で、
つい「効率」や「結果」を優先してしまいがちです。

でも、ふと立ち止まると、
・手を動かす時間が減った
・整理整頓や掃除が面倒に感じる
・料理や手仕事が作業に変わってしまった

そんな小さな違和感が、日々の心の重さにつながることがあります。

そんなときに思い出すのが、埴山姫命(はにやまひめのみこと)です。

土と器の神として知られる埴山姫命は、
「手を動かす時間の大切さ」を静かに教えてくれる存在。
今回は、埴山姫命の教えから、40代の暮らしに必要な“整える時間”の意味を考えてみます。

埴山姫命とは? — 土と器、ものづくりの神さま

埴山姫命は、土や陶器、ものづくりに関わる神さまです。

土をこね、器を形作るように、
物理的な作業を通して心が整うことを象徴しています。

「作ること」には、単なる結果以上の価値があります。
手を動かす過程で、思考は整理され、気持ちは落ち着き、暮らし全体が静かに整う。

埴山姫命の存在は、
目に見える器や作品だけでなく、
生活の中の小さな家事や片付け、整理整頓にも通じるのです。

40代の暮らしで手を動かす意味

40代になると、
体力や集中力の変化だけでなく、心の疲れも積み重なりやすくなります。

その結果、家事や整理整頓、料理などが「面倒」「義務」に感じることも増えます。

でも、手を動かすことは、単なる作業ではありません。

・洗い物をする
・布団を整える
・料理を丁寧に作る
・小さな手仕事やクラフトに向かう

こうした行動の中で、心が落ち着き、頭の中のもやもやが整理される。
結果として、暮らしが整い、気持ちも軽くなるのです。

埴山姫命は、
「手を動かすこと=暮らしを育てること」
を、静かに示してくれる神さまなのです。

日常でできる“ものづくりの心”の取り入れ方

私が意識している、埴山姫命的な暮らし方があります。

◎ 小さな家事を丁寧に

洗濯物を畳む、食器を並べる、掃除機をかける。
日常のルーティンでも、丁寧さを意識するだけで心のリズムが整います。

◎ 片付けは「整える時間」と考える

片付けは単なる作業ではなく、頭と心を整理する時間。
どこに何があるかを確認しながら、生活のバランスを整えます。

◎ 趣味や手仕事を取り入れる

陶芸や編み物、料理の新しいレシピなど、手を使う時間を意図的に作る。
作る過程で生まれる集中力や達成感が、心の余白を作ってくれます。

◎ 完璧を求めすぎない

ものづくりは、形や結果よりも、過程に価値があります。
手を動かす時間そのものが、暮らしと心を育てる行為です。

暮らしを整えるとは、心を整えること

40代の暮らしでは、
結果よりも過程、効率よりもリズムが大切になることがあります。

埴山姫命は、土や器を通して、
暮らしを整えること=心を整えること
を教えてくれる神さまです。

手を動かす時間は、忙しさの中で忘れがちですが、
その積み重ねが、静かに心を育て、生活に安定感をもたらしてくれます。

暮らしの中で小さな手仕事や整理の時間を大切にすることで、
日常は少しずつ、心地よく変わっていくのです。

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