江戸の北斗七星に学ぶ、40代からの暮らしの配置学【第2回】護国寺(北極星)― 揺れない軸を持つということ ―

②【生き方・考え方】

40代になって、
「選ぶこと」が増えました。

続けるもの。
手放すもの。
距離を置くもの。

若い頃は、勢いで決められたことも、
今は少し立ち止まって考えるようになります。

そのとき、私の中に浮かぶのが
“動かない星”の存在です。

北極星という、ぶれない基準

夜空の中心にある北極星は、
ほとんど動かない星として知られています。

旅人はその位置を頼りに方向を知り、
町づくりにも象徴的な意味を持たせてきました。

江戸では、北極星を象徴する存在として
護国寺 が重要な位置づけにあった、という説があります。

それは単なる信仰の話ではなく、
「中心を定める」という思想。

町の構造に“動かない基準”を置くことで、
全体の秩序を整える。

私はそこに、
40代からの暮らしのヒントを見るのです。

私の暮らしの中の「中心」はどこか

忙しさに流されていた頃、
私はその都度、正解を探していました。

周囲の評価。
世間の基準。
誰かの期待。

でも、基準が外にある限り、
心は揺れ続けます。

今はときどき、
自分に問いかけます。

・私は本当はどうしたい?
・大切にしたい時間は何?
・守りたいものはどれ?

それが、私にとっての“北極星”。

動かない中心をひとつ持つだけで、
決断は驚くほど静かになります。

40代からの「判断基準」の整え方

若い頃の基準は、
「可能性」や「拡大」だったかもしれません。

でも40代は、
「持続」や「心地よさ」が軸になってきます。

たとえば、

・疲れすぎる予定は入れない
・本当に会いたい人とだけ会う
・自分の時間を後回しにしない

それはわがままではなく、
配置を整える行為。

北極星のように、
自分の中心を決めておくと、
多少の出来事では揺らがなくなります。

揺れない人ではなく、戻れる人になる

誤解していたのは、
「ぶれない人=強いa人」だということ。

でも本当は、
揺れても戻れる人が、
軸を持っているのだと思います。

北極星も、
私たちから見ると動かないように見えるだけで、
宇宙の中では存在し続けている星。

変化の中にいながら、
中心を失わない。

それが、40代からの生き方なのかもしれません。

今日の問い

・私の暮らしの中心は、どこだろう
・今、迷っていることは、どの基準で選ぶだろう
・手放していい役割は、ないだろうか

全部を整えなくてもいい。

まずは、
北極星を決めること。

それだけで、
暮らしの配置は静かに整い始めます。

次回は、北斗七星のひとつを手がかりに、
「支える場所」について考えていきます。

揺れやすい40代だからこそ、
動かない光を、ひとつ胸に。

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