掃除に対する意識が変わった40代
若い頃は「掃除は時間があるときにまとめてするもの」だと思っていました。
でも40代に入り、暮らしや体調、心のリズムが少しずつ変わる中で、掃除そのものへの意識も自然と変わってきたんです。
今の私は、「掃除=整える時間」として捉えています。
特別な道具や長い時間は必要ありません。
ポイントは、“使ったらすぐ”と“ながらでちょっとだけ”。
この習慣が心にも空間にも、静かな整いをもたらしてくれるようになりました。
私の「すぐ掃除」習慣
◎ トイレは“使ったらすぐ”掃除へ
トイレを使った後は、便座の表も裏もペーパーで拭き取り、ウォシュレットまわりも軽く清掃します。
汚れがこびりつく前にサッとひと手間かけることで、ニオイも出にくく、毎日清潔な空間に。
この「すぐ掃除」を習慣にしてから、トイレ掃除に対するハードルが驚くほど下がりました。
◎ 洗面所もその場でリセット
洗顔や歯磨きの後、洗面ボウルに飛び散った水や歯磨き粉をその場でスポンジで拭き取るようにしています。
鏡が曇っていればタオルでサッとひと拭き。
「また後で」と思わず、その場で少しだけ整えるだけで、次に使うときの気持ちよさが全然違います。
◎ キッチンコンロは夜のひと手間でリセット
夕食後、コンロに残った油はねや汚れをアルコールスプレーやオレンジスプレーで拭き取るのが日課。
調理が終わった直後は汚れも落ちやすく、力を入れずにキレイになります。
翌朝、整ったキッチンで一日を始められるのが、地味だけど私にとっては大きな“整う感覚”です。
◎ お風呂は「軽く洗って、温度と拭き取りで仕上げ」
入浴後は、浴槽と壁を軽くスポンジで洗い、床はブラシでこすります。
そして私が必ず行うのが、最後に50度のお湯で全体を流すこと。
このひと手間で石けんカスや皮脂汚れがつきにくくなり、カビやぬめりも予防できます。
さらに、乾いた布で水気を拭き取ることで、湿気をぐっと減らせて乾きも早くなります。
この一連の流れを「最後の人の習慣」にすることで、掃除の手間がぐっと減り、毎日快適なお風呂時間に。
掃除=自分を整える時間
掃除というよりも、「整えるための静かな時間」と言った方がしっくりきます。
“すぐ”や“ながら”で少しずつ整えることで、汚れをためずに気分まで軽くなる。
掃除のための気合いや準備がいらなくなったことで、日々の暮らしの中に“整える感覚”が自然と根づいていきました。
心地よく生きるための「小さな整え」
40代になって、外見のケアだけでなく「暮らし方」そのものが自分の心や体調に影響することを、実感するようになりました。
「すぐ掃除」や「ながら掃除」は、その一部。
暮らしの中にある“ほんの少しの手間”が、自分自身を穏やかに整えてくれることに気づいたんです。
無理せず、気負わず、でもしっかり整っていく。
これからもそんな暮らしを大切にしていきたいと思います。