「しなければならない」から「したい」へ—私の暮らしはこう変わった
「~しなければならない」という言葉に、知らず知らずのうちに縛られていた20代・30代。
家事、仕事、人付き合い…世間の常識や“いい人”であろうとする自分に、心も身体もすり減らしていたように思います。
40代になり、ふと立ち止まったとき、気づいたんです。
「もう、“しなきゃ”をやめてもいいんじゃないか」と。
それは単なる“わがまま”ではなく、自分で自分の人生に責任を持つという、新しい選択でした。
「やらないこと」を決めると、心に余白が生まれる
私が最初にやめたのは、「義務感だけで参加する集まり」でした。
誰かに嫌われたくない、常識外れに思われたくない——そんな理由だけで行動していたことに気づいたとき、「あ、それはもう私の選択じゃない」と、静かに距離を置くことができました。
代わりに、「本当に会いたい人と過ごす時間」や、「ひとりで過ごす静かな時間」を優先するようになりました。
すると、心が軽くなり、日々が穏やかに整っていったのです。
“やらなきゃ”を減らすと、“したい”が見えてくる。
この感覚は、暮らしの豊かさに直結していました。
「したいこと」だけを選ぶ—でも、それは自己責任
“したいことだけをする”と聞くと、ワガママに生きているように感じるかもしれません。
でも実は、それは自分の行動に責任を持つという、とても誠実な生き方。
誰かのせいにせず、「自分がこう選んだ」と受け止める力。
それは、若い頃にはなかなか持てなかった強さかもしれません。
たとえば—
私は以前、体調が悪くても「休んではいけない」と思って無理をしていました。
でも今は、「今日は休む」と自分で決めて、自分で後のスケジュールを調整します。
その責任を負うのは、私自身です。
でも不思議と、そのほうがストレスは少なく、人間関係もうまくいくようになりました。
他人軸から、自分軸へ。心地よい暮らしの土台になる考え方
私たち40代女性は、家庭・仕事・親の介護・地域のつながり…いろんな役割を持ちます。
だからこそ、「~すべき」に振り回されがちです。
でも、そのたびに、こう問いかけてみてほしい。
「私は本当に、これを“したい”と思っている?」
もしその答えが「NO」なら、それを無理に続けなくてもいい。
手放してもいい。
そして、「やめる」ことに、自分で責任を持てればいい。
それは他人を傷つけることではなく、むしろ自分と周りを大切にする選択なのです。
私の40代は、“したいこと”を軸にした人生
「~しなければならない」ことをやめて、
「~したい」ことだけをする。
そして、それに責任を持つ。
それが今の、私の暮らしのルールです。
完璧じゃなくていい。
正しくなくてもいい。
ただ、心が納得しているかどうか。
それが、これからの人生を心地よくしてくれる鍵だと感じています。
もし、今あなたが「毎日が苦しい」と感じているなら—
ぜひ、“しなければならない”を少しだけ手放してみてください。
あなたの中の「したい」が、そっと顔を出すかもしれません。