〜飲んで整える私時間〜
心身を癒し、ほっと一息つけるハーブティーに最適なハーブたち。
花言葉と効能、飲み方を紹介。
40代になって、自分の中に「決めつけ」が増えてきたように感じます。
「この香りは苦手」「この色は似合わない」「この人とは合わない」…。
そんなふうに、自分の世界を少しずつ狭めてしまっていたのかもしれません。
そんなとき、出会ったのが、 ナスタチウムという少し個性的なハーブ。
華やかな見た目とは裏腹に、香りと味にピリッとした刺激があって、
まるで「自分らしさを思い出して」と背中をそっと押してくれる存在です。
ナスタチウムとは?
ナスタチウム(英名:Nasturtium/学名:Tropaeolum majus)は、
南米原産のエディブルフラワー。鮮やかなオレンジや赤の花を咲かせ、
葉も花も種も「食べられる」ハーブとして知られています。
その特徴的な辛味は、わさびやクレソンにも含まれる成分「グルコシノレート」によるもの。
この刺激が、呼吸を深くし、心と体のスイッチをそっと切り替えてくれます。
花言葉「愛国心」が伝えてくれる、自分への誠実さ
ナスタチウムの花言葉は「愛国心」。
少し硬く、遠く感じる言葉に思えるかもしれませんが、私はこう捉えています。
それは「自分という国を大切にすること」。
誰かの価値観に揺さぶられても、自分の軸を信じて立ち返ること。
そんな凛とした強さが、この花には宿っているように感じます。
40代になった今、内側にある“譲れない想い”に正直でありたい。
ナスタチウムは、そんな願いにそっと寄り添ってくれます。
ナスタチウムの効能と飲み方
◎ 体を整える効能
- 呼吸器のサポート:鼻づまりや喉の不調を和らげる。
- 消化促進:胃の重さや食欲不振を感じるときにも。
- 抗菌・抗ウイルス作用:風邪の引き始めなど、季節の変わり目に頼りになる。
◎ 心を整える効能
- 頭をすっきりさせる:思考がまとまらないときに。
- 前向きやる気を後押し:ちょっと背中を押してほしいときに。
- 自信を取り戻すきっかけに:自分の“芯”を感じたいときに。
◎ 飲み方
ナスタチウムの葉や花は、フレッシュでも乾燥でも使えます。ただし、香りと味に個性があるため、単体だと刺激を感じる人も。
ブレンドがおすすめです。
基本レシピ:ティースプーン1〜2杯分(乾燥葉・花)をティーポットに入れ、熱湯を注ぎ4〜5分蒸らす。お好みでハチミツやレモンを加えても。
ブレンド例:レモングラス/エルダーフラワー/カモミールなど、爽やか系のハーブと相性よい。
心のくもりを晴らす「私時間」の味方
「今日はなんとなくやる気が出ない」「気持ちの切り替えがうまくいかない」そんな日に、ナスタチウムティーの刺激的な香りが、
まるで風を通すように、心の重たさをそっと和らげてくれます。
そして何より、「自分を信じる」感覚を取り戻させてくれるのです。
自分を信じる力は、心を整える力になる
ナスタチウムは、どこか「自分のスタイルを持った花」。
その華やかな姿とは裏腹に、土や気候に強く、どんな場所でもしっかり根を張ります。
そんな姿に、つい自分を重ねたくなる日があります。
このハーブティーは、ただの飲みものではなく、 “私らしさ”に立ち返る時間をつくってくれるツール なのかもしれません。
忙しさの中でも、迷いや不安がある日でも、ふと立ち止まり、湯気の向こうで静かに整う―そんな「私時間」を、これからも大切にしていきたいと思います。
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