40代になってから、
「早く回復したい」という気持ちが、前よりも強くなりました。
疲れを翌日に持ち越したくない。
不調を長引かせたくない。
だから私は、“治すために良さそうなこと”を、いろいろと積み重ねていたのだと思います。
けれど振り返ってみると、
そのいくつかは、自然治癒力の手助けどころか、
かえって創傷治癒を邪魔していた習慣でした。
今回は、そんな私自身の気づきを整理してみたいと思います。
早く治したかった頃の私
少しの不調でも、
「このまま悪化したらどうしよう」と不安になり、
・すぐ対処しようとする
・結果を急ぐ
・回復を“管理”しようとする
そんな姿勢で毎日を過ごしていました。
休んでいるはずなのに、
頭のどこかではずっと「治っているかどうか」を気にしている。
体を休めたいのに、
心はずっと働いたままだったのかもしれません。
良かれと思っていた行動
当時の私は、こんなことをしていました。
・寝る直前まで情報を集める
・回復のために予定を詰め替える
・「ちゃんと眠らなきゃ」と自分にプレッシャーをかける
・少しの変化にも一喜一憂する
どれも、“治すため”の行動です。
でも今ならわかります。
それらはすべて、
体を回復させるより、気持ちを緊張させていた行動だったと。
やめただけで、楽になった話
ある時、思い切ってやめてみました。
・夜に調べるのをやめる
・回復の経過をチェックしない
・「早く治そう」と考えるのを手放す
すると、不思議なことに、
体の重さが少しずつ抜けていったのです。
何かを足したわけではありません。
ただ、邪魔をしなくなっただけ。
創傷治癒は、
私が焦らなくても、
ちゃんと自分のペースで進んでいました。
「NGを減らす」という考え方
自然治癒力を高める、というと、
何か特別なことを始めたくなります。
でも40代の体にとって大切だったのは、
「正解を足すこと」よりも、
回復を妨げていたことを減らすことでした。
・緊張し続けること
・考えすぎること
・自分を追い立てること
それらを一つずつ手放していくと、
体は驚くほど静かに、回復へ向かい始めます。
40代の体に必要なのは“余白”
40代になると、
体はもう、無理を前提に動く設計ではなくなります。
その代わりに、
「余白があると、ちゃんと治る体」になっている。
何もしない時間。
何も期待しない夜。
結果を急がない姿勢。
それらは怠けではなく、
創傷治癒にとっての必要な環境でした。
自然治癒力と40代の付き合い方
自然治癒力は、
高めようと意識しすぎると、かえって遠ざかることがあります。
私ができることは、
・邪魔をしない
・静かに待つ
・余白を渡す
それだけ。
この「自然治癒力ノート」を書き進める中で、
私が何度も立ち返ったのは、
治そうと頑張りすぎないことが、回復を助けるという考え方でした。
40代の回復は、
「頑張らないこと」から始まる。
体は、静かに、淡々と、誠実に働いてくれます。
その力を信じて、整えていくことこそが、40代の自然治癒力との付き合い方なのだと思います。
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