「飲んでも安心」。40代から選びたい、やさしいうがい習慣
外から帰ったとき、あなたはどんなうがいをしていますか?
私はこれまで、市販のうがい薬を使っていました。けれど、ある日ふと「もっと自然な方法で、家族みんなが安心して使えるケアってないかな」と思うようになりました。
そんなとき思いついたのが、「ハーブティーの出涸らし」を使ったナチュラルうがい。特にタイムやセージといったハーブは、昔から喉のケアに使われてきた植物です。
どちらも抗菌・抗ウイルス作用があるとされ、風邪のひきはじめや乾燥する季節に頼れる存在。市販のうがい薬とはちがい、飲んでも安心だからこそ、小さなお子さんやご年配の方にも使える、やさしいうがいになります。
出涸らしの再活用。ハーブの茶葉に、もう一度お湯を注ぐだけ
方法はとてもシンプルです。
① 朝に淹れたハーブティーの出涸らしの茶葉を、捨てずに取っておきます。
それを耐熱容器に入れて熱湯を注ぎ、少し濃いめに抽出。この状態で蓋をして持ち歩きます。
② 帰宅後に茶こしで濾してからうがい用として使えば、ほんのり香るハーブの香りが、喉だけでなく気分までも整えてくれるのを感じます。
私がタイムとセージを選ぶ理由
この習慣を始めてから、喉がイガイガする時にも慌てなくなりました。
薬のように即効性はないけれど、毎日こつこつと続けるケアとして、十分な手応えがあります。
特におすすめしたいハーブは以下の2つ:
◇ タイム:去痰(たんを出しやすくする)作用があり、喉の不快感をやわらげてくれます。風邪のひき始めにぴったり。
◇ セージ:口腔内の炎症を鎮める作用があるとされ、口内炎や喉の腫れが気になるときに心強い味方です。
どちらもクセが強すぎず、香りに癒されるのも続けやすい理由のひとつ。
40代の「ちょうどいいセルフケア」に
このハーブうがい習慣を取り入れてから、市販のうがい薬を手に取ることがほとんどなくなりました。
◎ 自然素材だから、飲み込んでも安心
◎ 出涸らしを使うから、経済的で無駄がない
◎ ハーブの香りに包まれて、心までリセット
「無理せず、心地よく続けられる」って、40代からのセルフケアにとって、とても大事なキーワードだと思います。
昔は気づかなかったけれど、“捨てるもの”の中に、こんな優しさがあったんだと気づけたのも、年齢を重ねて余白を持てるようになったからかもしれません。
はじめての方は、少しずつ
最後にひとつだけ。ハーブには体質に合わないものもあるので、はじめて使う場合は様子を見ながらにしましょう。
特に妊娠中の方や持病のある方は、事前に専門家に相談することをおすすめします。
「自然のやさしさ」が、日々の安心になる
うがいは毎日のことだからこそ、「やさしさ」で選びたい。
タイムやセージを使ったこのナチュラルうがい習慣は、体にも、心にも、家計にもやさしい整え方。
40代からの暮らしを、より軽やかにしてくれる小さな工夫だと思います。
「市販のうがい薬がなんだか苦手」
「もっと自然な方法でケアしたい」
そんなふうに感じている方がいたら、ぜひこの方法を試してみてくださいね。
今日からできる、整う暮らしのはじめかたになるかもしれません。

