柔軟剤の香りが苦手な人へ―40代から始めた“香りすぎない洗濯”の整え習慣

ライフスタイル

今日は、私が柔軟剤を使わなくなった理由と、代わりに取り入れている“ラベンダースプレー”のことを、少しだけお話ししたいと思います。

柔軟剤をやめたきっかけ

40代になってから、これまで何とも思わなかった香りに、ふと「強すぎる」と感じる瞬間が増えました。
洗濯物に残る人工的な香りや、肌に触れたときの違和感。
「きれいに洗えているはずなのに、なんだか息苦しい」——そんな感覚でした。

香りは、気分を整える力もあるけれど、“主張が強すぎる香り”は、心と体を少し疲れさせることもある。
そう感じてから、私は柔軟剤をやめることにしました。

自分でつくる、やさしい香り

柔軟剤の代わりに使っているのが、自家製のラベンダースプレー。
洗濯物を干す前、軽くスプレーするだけで、ほのかに香る自然なやさしさが加わります。

「香りで主張する」のではなく、「香りにそっと包まれる」——
そんな感覚を大切にしたくて、“香りすぎない洗濯”が、私の暮らしに定着してきました。

ラベンダーという香りに込めた意味

私がラベンダーを選ぶのは、単に香りが好きだから、というだけではありません。

ラベンダーには“洗い流す”という意味があります。
ラテン語の「lavare(ラワーレ)=洗う」が語源と言われ、
古代ローマでは沐浴や洗濯に使われ、また火傷や傷の手当に使われた歴史もあるそうです。

現代でも、心のざわめきや一日の疲れを、そっとほどいてくれる香りとして、アロマテラピーでも愛され続けています。

そんな香りを、洗いたての衣類にふわりと纏わせる——
それだけで、心がすうっと整う感覚があるのです。

ラベンダースプレーの簡単レシピ

材料は、どれも手に入りやすいものばかり。慣れれば5分で作れます。

【材料(100ml分)】
◎ 精製水 90ml

◎ 無水エタノール 10ml(消毒用エタノールでも代用可)

◎ ラベンダー精油 5〜10滴(お好みで調整)

【作り方】
① スプレーボトルに無水エタノールを入れる

ラベンダー精油を加えてよく混ぜる

最後に精製水を加え、全体をよく振ったら完成

※ 使用前は軽く振ってから使うのがおすすめです。

【使い方】
洗濯物を干す直前に、1〜2プッシュ

◎ タオルや寝具には、やや多めに

◎ シワを伸ばしたい衣類にも、アイロン前にひと吹き

【注意点】
※ 肌に触れるものに使うため、精油の量は控えめに

光毒性のある精油(ベルガモットなど)は避ける

冷暗所で保管し、1ヶ月以内に使い切るのが理想です

香りを“足す”のではなく、“整える”

40代になって、シンプルで、でも丁寧なケアが心に響くようになりました。
ラベンダーの香りは、派手さはないけれど、日常の中でふっと自分を取り戻させてくれるような存在です。

柔軟剤をやめたことで、暮らしが“香りに静かに寄り添われる”ようになった気がしています。
香りを“足す”のではなく、“整える”。
そんな小さな工夫が、今日の自分をやさしく支えてくれる気がしています。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
どこかの誰かの“これから”が、少しだけ心地よくなるヒントになりますように。

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