「片づけ=自分のリセット」と気づいた日
若い頃は、家の中をきっちりと整えていたものの、細かい部分まで気にしすぎて疲れることが多かった私ですが、40代になってから、心や体の小さな疲れが翌日に持ち越されることが増えてきて。
そんなとき、夜に少しだけ「片づけ」をしてみたら、翌朝の自分が少し軽くなっていることに気づいたんです。
それは掃除というより、「整える」「切り替える」ための習慣でした。
私の「夜の片づけ」習慣
夜の片づけと言っても、がんばったり気合いを入れたりする必要はありません。私が毎晩していることは、ほんの小さなこと。けれどそれが、心の静けさにつながっています。
◎ リビングのテーブルをリセット
寝る前には、リモコン以外すべてのものを片づけるようにしています。雑誌やお菓子の袋、読みかけの本なども一度リセット。
何も置かれていないテーブルを見ると、空間が整うだけでなく、頭の中までスッキリ。次の日に「また始めよう」と思える静かな原点になります。
◎ キッチンと洗面所のハンドタオルを新しいものに取り替える
毎晩、キッチンと洗面所のハンドタオルを新しいものに交換するようにしています。
“清潔に保つ”という実用的な理由もありますが、何よりも「今日が終わった」という気持ちの切り替えになります。
タオルを取り替えるこのひと手間が、“今日を終えて、明日を迎える”小さな合図になっています。
◎ キッチンのスポンジを熱湯消毒
キッチン仕事を終えたあと、スポンジに熱湯をかける習慣も。ほんの10秒ほどですが、この行為が好きです。
「今日も一日ありがとう」と自分に言っているような感覚。熱湯の湯気とともに、今日の疲れがすっと消えていくような気がします。
◎ 生ごみを“その日のうちに”出す
私の住んでいるマンションでは、生ごみを夜にごみ棟へ持って行けます。なので、可能な限りその日のうちに出すようにしています。
朝のキッチンにごみの気配がないだけで、空気が澄んで感じられるんです。新しい朝に、新しい気持ちで向かうための準備でもあります。
この習慣がくれた、心の余白
夜の片づけは、単なる家事ではなく“心を整える時間”になりました。
忙しい毎日でも、この小さなリセットをしておくことで、翌朝が少しだけ心地よく、穏やかに始まります。
完璧じゃなくていい。やることが多くてもいい。
でも、「少しでも心地よく眠れるように」と自分を整えておくと、不思議と次の日の自分に優しくなれる気がするのです。
私にちょうどいい、暮らしの整え方
40代になって、家の中や心の中に「余白」を持つことの大切さを感じるようになりました。
夜の片づけは、そのための小さなヒント。
無理せず、自分のペースで。
少しの整えが、明日の自分を助けてくれると信じています。
今日も一日、お疲れさまでした。
また明日、心地よい一日が始まりますように。