私は40代に突入してから、少しずつ“素肌”に目を向けるようになりました。それまで何気なく使っていたファンデーションが、だんだんと肌に合わなくなり、年齢と共に肌質も変化していることに気づいたからです。30代後半の頃、ファンデーションを使わなくても素肌でいる方が、実は若々しく見えることを実感し、思い切ってノーファンデ生活を始めました。
この「ノーファンデ生活」、最初は不安もありましたが、気づけばすっかり自分の生活に馴染んでいます。同世代の友達とも「ファンデーションを使うと、しわに入りがちで逆に老けて見えるね」という話をよくしていて、気づけば共感することが増えました。今回は、私が実践している「ノーファンデ生活」についてお話しします。
ファンデーションを手放した理由
私がファンデーションを手放した理由は、主に2つあります。1つは、肌への負担を感じるようになったこと。若い頃は、ファンデーションを塗ることで肌が“キレイに見える”という感覚がありましたが、年齢を重ねるとその感覚が変わってきました。肌に優しくない成分が含まれていることもあり、肌がかゆくなったり、乾燥がひどくなったりすることが多くなったのです。
もう1つの理由は、友達との会話から得た気づきです。「ファンデーションを塗ると、しわに入りがちで老けた印象になる」と共感したとき、私ははっきりと感じました。隠すのではなく、整えることで自然な美しさを引き出せるのではないか、と。
「年齢を重ねること=劣化」ではなく、「深みや安定を育てるチャンス」。私はそんなふうに考えるようになり、素肌に自信を持つことにしました。
ノーファンデ生活の基本:日焼け止め+美容オイル
ノーファンデ生活を始めたとき、最初に気をつけたのは“素肌を守る”ことでした。まず、日焼け止めは欠かさずに使っています。日焼け止めは肌を紫外線から守る基本ですし、年齢を重ねるとシミやシワを防ぐためには特に大切だと実感しています。
私が選んでいるのは、肌色補正効果のある日焼け止め。これを使うと、肌が自然に明るくなり、素肌の透明感が引き立ちます。毎朝使うのではなく、外出時に合わせて塗ることが多いですが、日焼け止めだけでも肌の印象がぐっと変わるんですよね。
さらに、スキンケアとして使っているのはローズヒップオイルをベースにした美容オイル。ローズヒップオイルは、肌の再生を助ける効果があり、乾燥やくすみを防いでくれるのでとても重宝しています。私は毎日のスキンケアに、この美容オイルを優しくなじませています。しっとりとした肌感触が心地よく、肌の乾燥を防いでくれるので、素肌でいることに自信が持てるようになりました。
シンプルスキンケア:美容オイルで整える
私のスキンケアはシンプルです。毎朝晩、洗顔後にローズヒップオイルをベースにした美容オイルを顔に優しくなじませます。このオイルは軽やかでべたつかず、肌にすっと浸透します。乾燥が気になる時期でも、これを使うとしっとりとした肌が長時間続きます。
シンプルなスキンケアで十分だと感じています。無理に多くのアイテムを使うのではなく、肌に必要なものを見極めて使うことで、素肌の状態がだんだんと整ってきました。
ノーファンデ生活での心の変化
ノーファンデ生活を始めて、肌に対する考え方も変わりました。最初は、素肌で外に出ることに少し抵抗がありましたが、徐々に「隠すことなく、素肌でいる自分が心地よい」と思えるようになりました。素肌を整えることで、逆に若々しく見えることに気づいたのです。
そして、友達との会話で共感することも増えました。「ファンデーションを使わなくても、自然で若々しい印象が大事だよね」という意見にうなずくことが多くなり、お互いに素肌を大切にしようという意識が高まりました。
40代に入ると、肌や体の変化に戸惑うこともありますが、その変化をポジティブに捉えることが大切だと感じています。ファンデーションをやめることで、素肌本来の美しさを引き出すことができました。「ノーファンデ生活」を通じて、肌を大切にし、自然体で生きることの心地よさを実感しています。
これからも、素肌を大切にし、年齢を重ねることで得られる深みや安定感を楽しみながら、心地よい暮らしをしていきたいと思っています。