ウォーレン・バフェットに学ぶ、40代女性のための“しなやか経済学”Vol.24|“比べない資産”を持つ:心の価値を下げない生き方

②【生き方・考え方】

40代に入ってから、
これといった不満があるわけではないのに、
ふと心が揺れる瞬間が増えました。

SNSを何気なく開いたとき。
誰かの充実した暮らしや、軽やかな成功を目にしたあと。

「私は、ちゃんと進めているのかな」
そんな小さな疑問が、胸に残ることがあります。

今回は、
ウォーレン・バフェットの投資哲学をヒントに、
“比べない資産”をどう育てていくかについて考えてみたいと思います。

比較は、静かに心の価値を削っていく

投資の世界では、
見落とされがちですが「コスト」がとても重要です。

手数料、焦り、判断ミス。
それらは、気づかないうちに利益を減らしていきます。

人生において、そのコストにあたるもののひとつが
他人との比較なのかもしれません。

特に40代は、
仕事、家族、健康、暮らし方―
それぞれの差がはっきりと見え始める時期。

SNSは便利ですが、
そこに並ぶのは、誰かの「結果」や「切り取られた一面」。

自分の“日常”と比べ続けていると、
心は知らず知らずのうちに消耗していきます。

バフェットが選び続けた「比べない姿勢」

ウォーレン・バフェットは、
投資においても人生においても、
他人と比べることをしないことで知られています。

彼はこう語っています。

「自分の能力圏の中で判断することが、成功につながる」

誰かの成功を追いかけるより、
自分が理解できる範囲で、
納得できる選択を重ねていく。

この姿勢は、
お金だけでなく、生き方そのものにも通じます。

40代の私たちにとって大切なのは、
“流行っているか”ではなく、
“自分に合っているか”。

比較癖が自己肯定感を下げてしまう理由

比較が習慣になると、
心の中に、こんな声が増えていきます。

「まだ足りない」
「もっと頑張らなきゃ」
「私には何があるんだろう」

これは向上心ではなく、
自己評価を他人に委ねている状態

自分の価値が、
他人の人生の動きによって上下してしまう。

40代は、
この状態に気づき、そっと距離を取ることができる年代でもあります。

他人の人生に、評価を奪われないコツ

比べないために必要なのは、
無理に情報を遮断することではありません。

大切なのは、
評価の軸を自分の内側に戻すこと

たとえば、こんな問いを自分に向けてみます。

・今日、心が落ち着いた瞬間はいつだった?
・今の暮らしで、すでに満たされていることは?
・私は、誰の基準で生きようとしている?

答えは立派でなくていい。
小さな実感で十分です。

「私の幸せ基準」を作る小さなワーク

紙に、次の3つを書き出します

① 今の生活で、ありがたいと感じていること

② これがあれば、私は安心できると思えるもの

③ 他人と比べなくても満足できる瞬間

    書き終えたとき、
    幸せは「これから手に入れるもの」ではなく、
    すでに積み上がっていることに気づくかもしれません。

    これが、
    “比べない資産”の正体です。

    心の価値を守ることは、最大の長期投資

    投資で大切なのは、
    短期の値動きに振り回されないこと。

    人生も同じです。

    一時的な比較で、
    自分の価値を安売りしない。

    心の価値を守る生き方は、
    40代からの人生で、
    最もリターンの大きい投資なのだと思います。

    比べないことは、
    逃げではなく、成熟した選択。

    自分の人生を、
    自分の基準で評価できるようになったとき、
    私たちは、静かに強くなっていくのかもしれません。

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