40代に突入し、日々の生活に少しずつ変化を感じるようになりました。特に体調や心の変化が顕著に現れる中、家事や生活の取り組み方にも工夫が必要になってきます。掃除はそのひとつ。年齢を重ねるにつれて、「毎日掃除をしなければならない」といったプレッシャーがストレスになりがちですが、今回はそんな悩みを解消できる「整える掃除」習慣を提案します。
先日、親族の家を訪れる機会がありました。高齢者の生活事情を考える中で、掃除や整理整頓がどうしても難しくなる場面に直面しました。高齢になると、毎日の掃除が難しくなり、物がたまってしまうこともあります。「何かに使えるかもしれない」と取っておいた物が、気づけば部屋を占領してしまう。その結果、清潔感が損なわれ、気持ち的にも落ち着かなくなります。
このような状況に直面し、私たち40代が今からできることがいくつかあると感じました。未来の自分や家族にとっても大切な「整える掃除」の習慣を今のうちから取り入れていきたいと考えています。では、具体的にどのように生活の中に取り入れていけばよいのでしょうか?
① 消耗品を厳選する
まず、家にある「消耗品」の見直しから始めましょう。特に洗剤や掃除道具は数が多くなりがちですが、使うものを絞ることで、余計なものを持ち歩く必要がなくなります。私は、掃除道具や洗剤をいくつかの種類に絞って、できるだけシンプルに管理することにしました。これにより、掃除も効率的になり、収納スペースもスッキリします。
具体的には、万能型の洗剤を選ぶことで、キッチンやバスルーム、床など、あらゆる箇所に使えるようにしました。使い勝手も良く、ストックも減り、掃除が楽になります。
② 冷蔵庫の中の保存食の見極め
次に、冷蔵庫の整理です。冷蔵庫の中身が整理されていないと、何がいつ切れるのかが分からなくなり、余分に購入してしまうこともあります。保存食や余り物を整理して、定期的に見直すことが、掃除や整理整頓に繋がります。
また、保存容器を統一することで、冷蔵庫の中身が見やすくなり、掃除がしやすくなります。冷蔵庫のスペースを効率よく使うことで、無駄なものを減らし、常に清潔に保つことができます。
③ 生活雑貨をカテゴリー別に配置
生活雑貨や小物も、カテゴリー別に整理することで、掃除が楽になります。例えば、クローゼットや収納棚に物を入れる際、使うものをひとつのカテゴリーにまとめておくと、どこに何があるかがすぐに分かります。この工夫により、物を取り出す際にも無駄な動きが減り、掃除もしやすくなります。
私は「見える収納」を意識して、使用頻度が高いものは取り出しやすい場所に配置し、使用頻度の低いものは奥に収納しています。これにより、毎日使うものが整理されて、日々の掃除や片付けが格段に楽になりました。
④ 物を「とりあえず置く場所」を決める
物が増えてしまう最大の原因は、つい「とりあえず置く」ことです。どこにでも物を置いてしまうことで、家の中が散らかり、掃除がしづらくなります。そこで、私が実践しているのは「とりあえず置く場所」を1か所に決めることです。例えば、リビングに置く小物や書類などは、専用のトレーやボックスにまとめておくことで、散らかりを防ぐことができます。
これを意識するだけで、部屋の中が整い、掃除の効率も上がります。特に急いでいるときでも、ひとつの場所に物をまとめておけるので、後で片付ける際にも手間が省けます。
日々の習慣が未来を変える
掃除は、ただ「家をきれいに保つ」というだけでなく、「心地よい暮らしを作るための大切な手段」です。40代からは、物を減らすこと、整理整頓をすること、そして掃除を効率的にすることが、将来の自分にとって大きな助けになります。
今からできる「整える掃除」習慣を少しずつ取り入れ、心地よい暮らしを作っていきましょう。これからの時間をより楽に、そしてより充実したものにするために、今から一歩踏み出してみませんか?