〜飲んで整える私時間〜
心身を癒し、ほっと一息つけるハーブティーに最適なハーブたち。花言葉と効能、飲み方を紹介。
「深呼吸するような私時間を」
40代になってから、気持ちがふっと重たくなることが増えました。
それは、疲れでも、悲しみでもなく、言葉にしづらい「こわばり」のようなもの。
そんなとき、私の心にそっと風を吹き込んでくれるのが、ペパーミントの香りでした。
すーっと鼻を抜けていく爽やかな清涼感。
そのひと息が、不思議と私の内側にたまった感情をほどいてくれるのです。
ペパーミントとは?
ペパーミントは、ミント類の中でも特に清涼感が強く、古くから消化促進やリフレッシュ作用で親しまれてきたハーブ。
ハーブティーとしても飲みやすく、心身をすっきりと整えてくれる力があります。
◎ 効能:消化促進・胃の不快感の軽減、頭痛や緊張の緩和、集中力を高める
鼻詰まりや花粉症などの呼吸器トラブルの緩和
◎ 使用方法:ハーブティー、精油での芳香浴、冷湿布、ミント水など多彩に活用可能。
◎ 種類:ペパーミントの他にも、スペアミントやアップルミントなどがあり、香りや効能も異なります。
花言葉「清涼感」に込められた想い
ペパーミントの花言葉は、「清涼感」。
まさに、心にすっと風が吹くようなイメージそのものです。
この言葉には、“感情を抱え込みがちな自分に、呼吸を思い出させてくれる存在”という意味合いがあるようにも感じます。
日々の忙しさの中で、自分の気持ちを後回しにしてしまうこと。
つい我慢してしまうこと。
そういう瞬間に、ペパーミントは心に「スペース」を作ってくれるのです。
感情に風を通すためのハーブ
誰かと比べてしまったとき
責任ばかりを感じて疲れてしまったとき
言いたいことを飲み込んでしまったとき
ペパーミントは、そんな心の奥にしまい込んだ感情をやさしくほぐして、外に逃がす手助けをしてくれます。
「もう大丈夫。深呼吸していいよ」
そう語りかけてくれるような清涼感は、自分の“芯”に気づかせてくれる存在。
日常に取り入れるペパーミントの楽しみ方
ペパーミントティー
◎ ドライハーブをティーカップに小さじ1程度
◎ 熱湯を注ぎ、3〜5分蒸らしてから飲む
◎ 単体でも、カモミールやレモンバームとブレンドしてもよい
※夏は冷たくして、ミント水として楽しむのもおすすめです。
芳香浴・アロマ
◎ 精油をアロマディフューザーに数滴落とすだけで、空間がリフレッシュ
◎ 集中力アップや気分転換にぴったりです
クールスプレー
◎ ペパーミント精油と精製水+無水エタノールをブレンド
◎ 暑い季節のリフレッシュや、おやすみ前の気分転換に
「私はここにいていい」と思える時間のために
ペパーミントの香りは、どこか“許し”の香りでもあります。
深く吸い込んだとき、「そのままの自分でいいよ」と優しく背中を押してくれるような感覚になるのです。
心を冷やすのではなく、熱くなりすぎた思考や感情に“風を通す”こと。
それはまさに、大人になった私たちに必要な「整える」時間なのかもしれません。
自分の呼吸に気づくハーブ
人の心は、がんばりすぎるとすぐに息を止めてしまいます。
でも本当は、ゆっくりでも、ちゃんと呼吸していれば大丈夫。
ペパーミントはそのことを、香りで静かに教えてくれます。
暮らしの中にペパーミントを取り入れることは、
自分の呼吸にそっと意識を向ける、小さな“再スタート”のような時間。
あなたの心にも、風が通り抜けるようなやさしい清涼感が届きますように。
【関連記事】
▷ ティーガーデンハーブ ~ カモミール
▷ ティーガーデンハーブ ~ レモンバーム
▷ ティーガーデンハーブ ~ ローズ
▷ ティーガーデンハーブ ~ スイートバジル
▷ ティーガーデンハーブ ~ スイートバイオレット

