遠方に暮らす親族が間質性肺炎を抱えていることを知ったとき、
私は「何か自宅でできるサポートはないだろうか」と考えました。
病院で必要な治療を受けてはいるものの、
痰が残る咳や呼吸の不快感は続き、
頻繁に会いに行けない距離のため、日常的に支えられる方法を模索していました。
7月から始めた、置き鍼という選択
今年の7月、鍼灸師のアドバイスのもと、
自宅で続けられる置き鍼「パイオネックス」を取り入れました。
置き鍼は皮膚に軽く貼るタイプで、
日常生活に支障を与えず、継続的に刺激を与えられるのが特徴です。
肺に関連する手足のツボに貼ることで、
呼吸機能のサポートや血流の促進、免疫力向上が期待できるとのことでした。
装着は1週間ごとに連続使用し、3日間の休息を取るサイクル。
肌にかゆみが出ることを避けつつ、体に負担をかけずに続けられる方法です。
10月に重ねた、タイムという植物の知恵
季節が進む10月、
呼吸器にやさしい方法を探していた私は、
タイムのハーブティーを思い出しました。
タイムには咳や痰を和らげる作用があり、
ハーブティーとして取り入れることで体への負担も少なくなります。
シングルユースでダイレクトに効果があるようにあえてブレンドは提案しませんでした。
朝晩に続けてもらううち、
「飲むと呼吸が楽になる」との感想もありました。
冬本番の12月、届いた言葉
12月中旬、寒さが本格化するなか、親族に体調を尋ねたところ、
「冬なのに咳も痰も出ていない。ありがとう」との返事がありました。
以前は、主治医から処方されていた痰を出す薬を使っても、
痰が残ることが多かったそうです。
それが、置き鍼とタイムを組み合わせた生活のなかで、
自然に呼吸が整っている状態になっていることに、静かな驚きを覚えました。
どちらがより効いたかは正確には分かりません。
けれど、東洋医学の置き鍼と、西洋の植物療法タイムが重なり、
体の自然治癒力を支えた結果であることは間違いないように感じます。
東洋医学と植物療法の重なり
今回の経験で強く感じたのは、
「どちらか一方だけでなく、重なり合うことで支える力が生まれる」ということです。
◎ 7月からの置き鍼(東洋医学)
◎ 10月からのタイム(西洋植物療法)
それぞれが、体が整う環境をそっと作り出し、
主役はあくまで体自身。
私たちができるのは、回復しやすい土台を整えることでした。
40代からの「整える」という関わり方
40代になると、
誰かの体調に寄り添うとき、
「治してあげたい」と力むよりも、
整う環境を用意することの価値に気づきます。
置き鍼もハーブティーも主役ではなく脇役。
けれど、その存在が確かに支えになったことを、
冬の静かな時間にふと思い返します。
遠くに暮らす家族にできることは限られています。
それでも、少しでも呼吸が楽になる環境を整えること、
自然の力を取り入れながら日々を整えることは、
私自身の「心地よい暮らし」をも支えてくれるようです。

