40代に入ってから、ふと気づいた体と心の変化。
「なんだか、疲れが抜けにくい」
「天気の変化に敏感になった」
「なんとなく不調。でも病院に行くほどでもない」
そんな“揺らぎ”を感じる日が、少しずつ増えていきました。
かつては、寝れば回復していたのに。
少々無理をしても、どうにかなっていたのに。
今の私は、「整っていないと崩れやすい」ことを実感しています。
そして、そこからたどり着いたのがこの考えでした。
「予防は、治療よりも勝る」
それは、40代の私にとっていちばん優しく、心地よい暮らし方だったのです。
不調を経験して、ようやく気づいた「自分の声」
30代の私は、違和感を感じても見て見ぬふり。
仕事や家族のことを優先し、自分のケアは後回しが当たり前でした。
そんなある日。
疲れが限界を超え、呼吸が浅くなり、不眠に悩まされ、心も体もダウン。
そのとき、はじめて深く反省しました。
「もっと早く気づいてあげられたら、ここまで崩れなかったのに」
そこから私は、「整える暮らし」を意識するようになりました。
治してから考えるのではなく、崩れないために日々整えておくこと。
それが、これからの私を守るいちばんの方法だと気づいたのです。
私が続けている「整える暮らし」の小さな習慣
予防と聞くと、特別な努力が必要な気がするかもしれません。
でも実際は、日常に溶け込むような、ちいさな積み重ねで十分。
たとえばこんな習慣です:
◎ 不調に合わせたハーブティーをゆっくり飲む
→ その日の体調や気分に合ったブレンドで内側から整え、深呼吸で1日を心地よくスタート。
◎ 天気や気圧に合わせて予定を調整する
→ 無理をしない選択が、体調の安定につながる。
◎ 湯船にしっかり浸かる日をつくる
→ 自律神経を整え、眠りの質を底上げ。
◎ 旬の食材や発酵食品を意識して摂る
→ 季節のエネルギーを取り入れて、内側から整える。
◎ 夜は照明を落として“副交感神経モード”へ
→ 照度を低くして目や脳を休めると、眠りの質が自然と深まる。
◎ 月2回の鍼灸や整体で、体の声をチェック
→ 東洋医学の視点から、未病のうちに手を打つ。
これらは「何かを足す」というよりも、「自分に戻る時間」を持つこと。
やればやるほど、体と心が整っていくのを感じられます。
自分のサインに気づけるようになった安心感
以前の私は、不調が出てから「どうしよう」と焦っていました。
でも今は、「あ、ちょっと疲れてるな」「ここで無理したら崩れるかも」と、早めに対処できる自分になれたと感じます。
予防の本質は、「未来の自分を守る優しさ」。
不調に慌てるのではなく、未然に整えておくことで、日々の安心感がぐっと増しました。
整える暮らしは、40代からのギフト
40代の体と心は、変化が大きい分、正直です。
でもそのぶん、整えた分だけ応えてくれる、そんな希望も持っています。
予防は、治療よりも勝る。
この言葉は、今の私にとって「心地よく生きる力」であり、
「これからの人生を安心して歩むための習慣」になりました。
自分にやさしく、小さくても丁寧なケアを。
あなたも、今日から始めてみませんか?