夕食に、そうめんやパスタ、パンを食べることが増えていませんか?
手軽で美味しくて、つい頼りたくなるのが小麦製品。私も以前は、そうした食事が多く、忙しい日は特に「簡単だから」と選んでいました。
けれど、40代に入ってから、体の反応が少しずつ変わってきたのを感じています。朝の重だるさ、肌荒れ、集中力の低下…。それらが積み重なり、ふと「このままで大丈夫かな」と立ち止まったのが、私の“食生活の見直し”のきっかけでした。
小麦が体に与える影響 ― それは見えない「負担」かも
小麦に含まれるグルテンは、腸の粘膜に小さな炎症を起こすことがあるといわれています。
特に、年齢を重ねた体には、消化吸収の力が少しずつ落ちてくるので、小麦のように“腸への負担が大きい食材”は、知らず知らずのうちに不調の原因になっていることも。
● 食後の膨満感やガスがたまる
● 慢性的な便秘や下痢
● 肌のかさつきや吹き出物
● 疲れが抜けにくい、気分が落ち込みやすい
こうしたサインに思い当たる方は、もしかしたら“体が整うチャンス”のサインかもしれません。
更年期世代だからこそ、小麦を控える意味
東洋医学の観点では、小麦は「体を冷やす性質を持つ」とされています。冷えやすい40代女性の体には、特に注意が必要です。
また、小麦製品に多い精製された炭水化物は、血糖値を急上昇させやすく、結果としてホルモンバランスや自律神経にも影響が出ることがあります。
更年期のイライラや情緒不安定、生理の乱れ、冷えやむくみ…。
その原因が、小麦に含まれるグルテンや、糖質過多による血糖値の波に関係している可能性もあるのです。
私が小麦を“控える”ことで感じた変化
完全にゼロにしたわけではありません。
けれど、「夕食には米中心」「パンは米粉パン」「そうめんの代わりに十割そば」など、小麦を“減らす”意識を持つようになってから、こんな変化を感じ始めました。
◎ 朝の目覚めが軽やかに
◎ 肌がなめらかになり、くすみが減った
◎ 食後の眠気がなくなった
◎ 気持ちが落ち着き、イライラしにくくなった
特に印象的だったのは、“自分の体にまた戻ってこれた感覚”。
毎日、少しずつ自分を整えることで、気づけば暮らしにも余裕が生まれていました。
小麦を控えるヒントは「置き換え」と「楽しむ工夫」
◎ 米粉で作るパンケーキや蒸しパン
◎ ごはんに合うスープや漬け野菜で満足感アップ
◎ 雑穀や発酵食品を取り入れて、腸から整える
無理に我慢するのではなく、「今日の夕食、小麦じゃなくて何にしよう?」と考えることが、小さな楽しみに変わっていきます。
“整える”ための、小さな選択
40代は、体が変わっていく時期。だからこそ、気づいた時に“見直す”ことが、大きな整いにつながると感じます。
小麦を控える選択は、ほんの小さなことかもしれません。
でも、その積み重ねが、自分の体をやさしく守ることにつながっていく。
「最近、夕食がパスタやパンばかりかも…」そんなふうに感じたら、少しだけ“米や和食”に戻ってみてくださいね。
きっと、体が静かに「ありがとう」と応えてくれるはずです。