最近「お米が足りないかも」というニュースをよく目にするようになりました。
価格もじわりと上がってきていて、日々の買い物でその影響を感じることも。
でもそんなとき、私は「不安になるよりも、できることを静かに探したい」と思うようになりました。
お米が手に入りづらくなるなら、“粉もの”の選び方を少し変えてみよう。
そう思って取り入れたのが、米粉です。
米粉は、小麦よりも軽くて、40代の私の体にもやさしい食材。
今回は、そんな米粉を使った「にらと豚肉のチヂミ」と、「豆乳のやさしい蒸しパン」をご紹介します。
にらと豚肉の米粉チヂミ
冷蔵庫にあるもので手軽にできて、満足感もしっかり。
そんな“整う一皿”が、このチヂミです。
お肉と野菜、そして米粉のもちっとした食感がクセになります。
【材料】(2人分)
◎ 米粉…50g
◎ 水…50〜60ml
◎ 卵…1個
◎ にら…1/2束(ざく切り)
◎ 豚こま肉…80g(塩・こしょう少々)
◎ ごま油…適量
【タレ】
◎ 酢…大さじ1
◎ 醤油…大さじ1
◎ ラー油…小さじ1/2(お好みで)
【作り方】
① 米粉・水・卵を混ぜ、生地を作る。
② にらと豚肉を加えてざっくり混ぜる。
③ ごま油を熱したフライパンで両面をこんがり焼く(豚肉が表にくるよう広げるとカリッと)。
④ タレを添えていただきます。
にらの香り、豚肉のコク、そして米粉のもちもち感。
食べごたえがあるのに胃もたれせず、あと味も軽やか。
冷めてもおいしいので、お弁当にもおすすめです。
豆乳と甜菜糖のやさしい米粉蒸しパン
疲れた午後、甘いものが欲しくなるときにぴったり。
「何かを食べたい」ではなく、「自分をいたわりたい」気持ちのときに、私はこの蒸しパンを作ります。
【材料】(小さめカップ約4個分)
◎ 米粉…100g
◎ 甜菜糖…大さじ2
◎ ベーキングパウダー(アルミフリー)…小さじ1
◎ 太白ごま油…大さじ1
◎ 豆乳…120g
【作り方】
① 材料をすべてボウルで混ぜる(ダマがなくなり、ツヤがでるまで)。
② カップに7〜8分目まで流し入れる。
③ 蒸気の上がった蒸し器で、中火で10分強蒸す。竹串を刺して生地がついてこなければOK。
ほんのり甘くて、もっちりふわふわ。
冷めてもやさしい甘さが残る、素朴なおやつです。
「足りない」から始める、新しい整え方
米不足、物価高、食の不安…。
ネガティブな話題が多いけれど、見方を少し変えれば「新しい選択肢」に出会えるきっかけにもなります。
私は、こうした状況を“整えるヒント”にしています。
米粉はその一つ。
体に負担をかけず、安心できる素材を、少しずつ取り入れるだけで、心もゆるやかになります。
40代の私にとって、「整える食卓」=自分を大切にする習慣。
不安なニュースの先に、こんな楽しみ方があることも、誰かの参考になればうれしいです。
今日も、お疲れさまでした。
よかったら、チヂミと蒸しパンで、ほっと一息ついてくださいね。