【緑の処方箋】サフランで整える、40代の血の巡りと“私の静かな時間”

植物療法

幼い頃から、サフランの黄色い温もりは祖母と母の優しい記憶と一緒に私の暮らしに溶け込んでいました。母方の祖母がくれる、その香り高い一杯のサフランティーは、いつも心をふわりとほどいてくれたもの。その記憶を持つ私は、今、40代を迎え、変わりゆく心と体に寄り添う“私の静かな時間”として、自らの手でサフランを取り入れています。

サフランという“黄色い処方箋”

サフランはクレオパトラも愛したスパイスとして知られますが、実はその鮮やかな色や香りだけではありません。現代の研究でも、サフランには「気持ちを明るくする」「不安や落ち込みを和らげる」などの精神面への貢献が報告されています。たとえば、12週間にわたる臨床試験では、サフラン抽出エキスを摂取した更年期前後の女性の不安が33%、抑うつが32%も軽減したという結果が出ています。

また、主成分であるクロシンやサフラナールはセロトニンの伝達を助け、「心のバランスを整える」働きがあるとされ、まるでそっと背中を押すような優しい存在です。

私の“サフランを取り入れる暮らし方”

◎ おだやかな朝に:サフランミルクティー

祖母のレシピを受け継ぎつつ、「今日はゆっくり整えたいな」と感じる朝、いつもより丁寧に温めたミルクにほんの数本のサフランを浮かべます。黄色い色がミルクに溶ける瞬間、目にも心にも温かさが染み渡るよう。

◎ 忙しい日のごはんにも:サフランごはん

たった少量で香りと彩りが豊かになるサフランは、平日の“整えるごはん”にもぴったりです。お弁当にも、夕食にも、家族の笑顔が自然と増える気がします。

◎ 晩のひとときに:サフラン入浴

香りの癒しが欲しい日は、お風呂にサフランを数本。肌への直接の効果よりも、「今日も一日お疲れさま」という自分へのご褒美として、香りで心をほどきます。

取り入れるときのちょっとした注意

◎ 量は少しずつ:多量摂取は体に負担になる恐れもあるため、1日に数本程度が安心。

◎ 妊娠中は注意:通経作用があるため、妊娠初期などには避けましょう。

◎ 保存方法にひと工夫:香りを保つため、密閉容器で湿気から守ると香りが長持ちします。

祖母から私へ、“黄色い処方箋”をまとう暮らし

祖母と母が自然と選んでいたサフランには、世代を超えて紡がれてきた“心の処方箋”のような力があるのだと感じます。40代になって変化する自分の心と体に寄り添いながら、サフランの黄色がくれる静かな癒しは、今日も私の“私時間”を優しく彩ってくれます。

私がサフランやハーブを選ぶときに大切にしているのは、“誰が、どこで、どんな想いで育てたものか”という背景。だからこそ、品質と信頼の面で安心できるハーブ専門店を選びたいと思っています。

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