40代からの“無理しない自己一致”と心身の健康|第5回|人生を変えなくていい。本質とのズレは“微調整”で戻せる

②【生き方・考え方】

40代になると、
毎日はそれなりに回っているのに、
ふと「このままでいいのかな」と感じる瞬間が増えてきます。

仕事も、暮らしも、
大きな不満があるわけではない。

それでも、
なぜか疲れが抜けにくい。
気持ちがどこか置いてきぼりになる。

そんな感覚を抱いたとき、
人生を変えなければいけないような
焦りを感じることがあります。

けれど、自己一致は
劇的な変化や決断を必要とするものではありません。

多くの場合、
本質とのズレは「生き方」ではなく
日々の力の入れ方にあります。

ほんの少し、
無理な角度でがんばり続けているだけ。

だからこそ必要なのは、
大胆な転換ではなく
小さな調整なのだと、
40代になって実感するようになりました。

仕事を辞めなくてもできる、自己一致という選択

「仕事が合っていない気がする」
「この働き方を、いつまで続けるんだろう」

40代になると、
こうした思いが浮かぶことも自然なことです。

でもそれは必ずしも
「辞めるべき」というサインではありません。

見直すべきなのは、
仕事そのものではなく
仕事との距離感

・全部を完璧に背負っていないか
・常に気を張り続けていないか
・自分の裁量がゼロになっていないか

こうした部分を
ほんの少し緩めるだけでも、
心身は反応し始めます。

仕事を続けながらでも、
自己一致は取り戻せる。

それは40代にとって、
とても現実的で安心できる選択です。

1日の中の「義務100%」を崩す

40代の1日は、
気づけば「やるべきこと」で埋まります。

仕事
家のこと
人の期待
効率と正解

その割合が
義務100%になると、
体も心も、静かに消耗していきます。

必要なのは、
大きな自由時間ではありません。

・評価されない5分
・意味を求めない行動
・役に立たない時間

それを1日のどこかに
そっと差し込む。

義務をゼロにするのではなく、
95%に戻す。

それだけで、
呼吸が深くなり、
自己一致が少しずつ戻ってきます。

自我の声(不安・効率)と、無理に戦わない

小さな調整を始めると、
必ず聞こえてくる声があります。

「そんなことして意味ある?」
「効率が悪いんじゃない?」
「今は我慢の時でしょ?」

これは自我の声。

不安から身を守るために、
正しさや効率を強く主張します。

でも、
黙らせる必要はありません。

「そう感じているんだね」と
認識して、横に置く。

従わなくても、
否定しなくてもいい。

それだけで、
体の緊張は少し緩みます。

続けるために、成果を求めない

40代の自己一致で
いちばん大切なのは、
変わろうとしすぎないこと

・楽にならなきゃ
・元気にならなきゃ
・効果を感じなきゃ

そう思った瞬間、
それはまた義務になります。

「少し楽」
「なんとなく自然」
「悪くない気がする」

その程度で、十分。

自己一致は、
結果ではなく感覚です。

40代の自己一致は、静かでいい

40代は、
無理が効かなくなる代わりに、
違和感に気づける年代です。

自己一致とは、
自分を変えることではなく、
自分に戻る回数を増やすこと

人生を変えなくていい。
仕事を壊さなくていい。

小さな調整を重ねることで、
心と体は、ちゃんと元の位置に戻ってきます。

それでいい。
それが、40代からの
無理しない自己一致なのだと思います。

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