40代に入り、眠りの質がゆらぎやすくなりました。
寝室にスマホを持ち込まない、刺激の少ない夜時間をつくるー。
そんな工夫を続けてきたのに、どうしても寝つきにムラが出る日がある。
そんなとき、体が先に教えてくれました。
「胃腸が弱っているよ」と。
この小さな不調をきっかけに、食事のとり方を見直したことで、
予想していなかった変化が起きました。
“眠れるようになった”のです。
今回の記事は、
胃腸の不調から始まった私の見直しが、
結果として睡眠改善につながった体験談をお届けします。
食べてすぐ寝ると、40代の体は休めなくなる
忙しい日の夜は、つい夕食が遅くなり、
そのまま布団へ直行してしまうこともありました。
でも、そんな夜ほど…
・胸が重い
・胃が動いているのがわかる
・体が静かにならない
そんな“落ち着かなさ”が眠りを妨げているように感じていました。
胃腸の調子がゆらいだ日ほど、
寝つきも悪くなるのは偶然ではなかったのだと思います。
就寝3時間前までに夕食を済ませるようにした理由
胃腸を整えるために、まず始めたのが
「夕食を早めに終える」 ということ。
すると、眠りにも想像以上の変化がありました。
食後、胃腸が働くと深部体温が上がり、
副交感神経(リラックスする神経)が働きにくくなります。
でも夕食を3時間前に済ませておくと、
・消化が落ち着く
・体温がゆるやかに下がる
・からだ全体が“休む方向”へ向かう
この自然な流れが、眠気を妨げず、むしろ後押ししてくれるのです。
胃腸が整う → 眠りが深くなる。思わぬ“いい循環”
夕食時間を見直してから、
夜の体がとても静かになったのを感じました。
◎ お腹や胸の張りが気にならない
◎ 呼吸が深くなる
◎ 布団に入ったあと、体の内側が「すーっ」と落ち着く
◎ 寝落ちが早くなる
◎ 夜中に起きる回数が減った
まるで体の内側が“眠る準備”を丁寧に整えてくれるような感覚。
私の場合は胃腸の不調が出発点でしたが、
夕食のタイミングが整うと、眠りも自然と整うー
そんな新しい気づきを得ることができました。
夜食を「ガマンする」から「体が喜ぶ選択へ」
どうしても遅くなってしまう日もあります。
空腹がしんどい夜は、無理に我慢せず、
・温かいスープ
・少量のお粥
・味噌汁
など、体に負担の少ないものをほんの少し。
すると胃腸が静かになり、
そのまま心もふっと落ち着いていきます。
40代は、“我慢”より“整える選択”のほうが合っている。
そんなふうに感じるようになりました。
カフェイン断ちは“睡眠目的”ではなかった。それでも眠りが良くなった理由
私は胃腸が弱ったことで、
コーヒーなどのカフェインを控えるようになりました。
眠りのために控えたわけではありません。
けれど、結果として
◎ 胃の重さが減り
◎ 夜の違和感が減り
◎ 眠りのスイッチが入りやすくなる
という“思わぬ恩恵”があったのも事実です。
そこに“夕食3時間前ルール”が加わったことで、
睡眠の質がやっとひとつにつながった感じがしました。
眠りは“胃腸”とつながっている。40代の体が教えてくれたこと
40代の睡眠は、ただ横になれば良くなるものではありません。
私の場合は、胃腸が教えてくれた小さなサインから、
眠りの改善が始まりました。
「食べてから寝るまでの時間」
このたったひとつを整えるだけで、
体の静けさ、心の安定、翌朝の軽さが大きく変わっていきます。
もし最近、眠りにくさを感じているなら、
今日の夕食を“少しだけ早く”してみませんか。
その小さな工夫が、
あなたの夜をやさしく整えるきっかけになるはずです。

