ゆっくりでも、ちゃんと元気になれる。40代の私を癒す暮らしの工夫

更年期

回復に時間がかかるようになった、私の変化

若い頃は、夜更かしやちょっとした不調も、一晩眠れば元に戻っていた気がします。
でも40代になった今、ふと気づくと「前のようには回復できない」自分がいます。

とくに、生理や排卵日前後。
体が重い、頭がぼんやりする、気持ちが沈みがちになる…。
ホルモンの揺らぎが、じんわりと体にも心にも影響しているのを感じます。

そして、生理が終わったあとも、なかなかスッキリしないまま“ゆるやかに長引く不調”が続くことも。
昔ならすぐに戻っていたのに、今はゆっくり、ゆっくりとしか整わない。
でもそれは、「体が今の私に合った回復のリズムを選んでいる」――そう思うようになりました。

ホルモンの変化を、責めない。感じていい

40代は、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの波が少しずつ不規則になっていく時期。
その結果、
◆ 疲れが取れにくい
頭が働かない
肌が敏感になる
気持ちが沈む、イライラする
眠りが浅くなる

など、これまでとは違う「ゆらぎ」が日常に入り込んでくるようになります。

でも私は、そんな日があることを「ダメなこと」とは思わないようにしています。
ホルモンの波はコントロールできないからこそ、それを受け止める暮らし方を意識するようになりました。

私の「ゆっくり回復するための習慣」

回復に時間がかかってもいい。
無理して元気に振る舞うより、自分のペースを守ることのほうが、ずっとやさしい。

そう思えるようになってから、私は次のような習慣を少しずつ取り入れています。

予定を詰め込まない週末
 「やらなきゃ」を手放して、ただぼんやり過ごす日。

 それが、体と心にとっての“静かなメンテナンス”になることもあります。

◎ 体を横にする時間を作る 15分でもいい。

 目を閉じて、スマホを手放し、光を落とす。

 それだけで、頭の中が静まり、気持ちまでふわっと緩んできます。

◎ 「整えるスープ」だけのごはん
 調子が悪い日は、あれこれ作らず、一杯のスープだけで十分。

 体を温め、内臓を休める“食べる休息”を大切にしています。

◎ 「今日は○○しない」と決める
 「今日は洗濯しない」「SNSを見ない」など、“しないこと”をあえて決めると、心がすっと  軽くなります。

ゆっくりと時間をかけて、ちゃんと整っている

調子が戻るまでに時間がかかることに、前は不安を感じていました。
「なんで元気になれないんだろう」
「いつまでこの不調が続くの?」

でも今は、こう思うようになりました。
「ゆっくりと時間をかけて、ちゃんと整っている」んだと。

一見すると停滞しているように見えても、内側では確実に、私の体も心も整ってきている。
焦らず、自分のリズムを信じることが、今の私にはいちばんの整え習慣です。

今の私のペースで、進んでいく

体の変化も、気持ちの波も、40代になってから「うまく付き合う」ことの大切さを感じるようになりました。
たとえ調子が悪い日が続いても、それは“止まっている”のではなく、静かに整える時間。

誰かと比べず、昨日より少し楽になった自分を見つけられたら、それだけで十分です。

ゆっくりでも、しっかりと。
私の暮らしは、今の私にちょうどいいスピードで進んでいる――
そう思えるようになったことが、何よりの変化です。

同じように体や心の揺らぎを抱えている方にとって、
この小さな気づきが、なにかのヒントになりますように。

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