理由もないのに、なんだか気分が晴れない日。
そんなとき、自分をごきげんにしてくれるのは、大きな出来事ではなく、
小さな花や、好きな香り、午後のコーヒーのような“ささやかな習慣”だったりします。
今回は、40代の私が日々の中で見つけた、ごきげんを整える小さな工夫たちを、少しだけご紹介します。
なんとなく不機嫌な日が増えた理由
40代に入ってから、心がふっと沈むような日が増えました。
身体の変化、環境の変化、気圧の変化…どれも些細だけれど、積み重なると確かに心に影響を与えるようです。
以前は気にせず過ごせたことも、今は敏感に感じ取ってしまう。
そんな自分を「弱くなった」と捉えるのではなく、「よく感じるようになったんだな」と思えるようになったのは、ここ最近の変化かもしれません。
40代から始めた“自分をごきげんにする”習慣
誰かに気分を上げてもらうより、自分で自分のごきげんを整える方が、私には合っていると気づきました。
心を軽くするのは、派手なご褒美より、日常のなかの静かな楽しみ。
ほんの小さな行動が、じわっと心に効いてくれるのです。
私の“ごきげんのもと”リスト
毎日が特別でなくても、「今日はちょっといい日だったな」と思える瞬間があります。
それを作ってくれるのが、こんな習慣たちです。
① 季節の花を飾る
スーパーで買える小さな花でも、食卓や玄関に一輪あるだけで空気が変わる気がします。花を見ると、自分の呼吸も自然と深くなります。
② アイロンがけの水にラベンダーの精油をひと垂らし
ラベンダーの香りが立ちのぼるたび、作業がゆっくり丁寧なものに変わります。家事が、癒しの時間になる不思議。
③ エンジンがかかる音楽を聴く
朝の支度や、気が乗らない作業前にお気に入りの曲を流すだけで、気分が切り替わるのを感じます。音楽の力ってすごい。
④ 午後3時のコーヒーと簡単焼き菓子の時間
ほんの10分でも、コーヒーの香りと焼き菓子の甘さが心に“区切り”をくれるような気がします。
「よし、あと少しがんばろう」って思える、小さなごほうび。
⑤ 不用品を減らしてスッキリした空間をつくる
散らかりがちな場所を整えると、心も整う。持ち物が少ないと、気持ちにも余白ができるのが嬉しいです。
⑥ 静かな散歩や深呼吸
頭の中がざわつく日は、スマホを置いてただ歩く。風の音や鳥の声が心に沁みて、立ち止まることの大切さを思い出します。
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「小さな幸せ」は、自分の内側にある
幸せって、誰かが運んできてくれるものではなくて、
気づくこと、感じること、その感度があるかどうかなんだと最近思います。
年齢を重ねることで、見える景色や感じ方は変わっていきます。
それは決してネガティブなことではなくて、
「心の奥にある静けさ」に気づけるようになった、豊かな変化でもあるのかもしれません。
あなたの“ごきげんのもと”も、きっとすぐそばに
誰かに言われて元気になる日もあれば、
一人の時間がなによりの癒しになる日もあります。
でもどちらも、“自分のごきげん”に気づくことが出発点。
今ある暮らしの中で、自分をやさしく扱うこと。
それだけで、日々は少しずつ、軽やかに、豊かになっていく気がします。
あなたのそばにも、きっと小さな“ごきげんのもと”があるはずです。
どうか今日も、自分にやさしい時間が流れますように。