外食やテイクアウトは、忙しい日や気分転換に欠かせないもの。
けれど40代に入り、以前よりも「食後の重さ」や「味の濃さ」が気になるようになりました。
若い頃なら気にしなかった調味料のクセや油の質が、今の私の体には少しだけ負担になる—そんな変化にも気づき始めています。
だからこそ私は、
“外食をやめる”のではなく、“選び方を整える”ことで心地よく楽しむ
という視点に切り替えました。
今回は、ファミレスやテイクアウトでもできる、
40代の体にやさしい“ゆる無添加の選び方”をまとめました。
完璧にしない。“ゆる無添加外食”という考え方
まず大切にしているのは、
「外食は楽しむもの」というスタンス。
外で食べる料理は、添加物ゼロにするのはほぼ不可能。
完全無添加にこだわるほど、外食がストレスになってしまいます。
そこで私は、
「できる範囲で、ちょっとだけ整える」
というゆるさを心に置いています。
たとえば、
◎ できるだけ“素材が見える”メニューを選ぶ
◎ 加工度が高いものは頻度を下げる
◎ 揚げ物より、焼く・蒸すを選ぶ
◎ 野菜や汁物を先に食べて体を整える
これだけでも、明らかに食後の体の軽さが変わってきます。
ファミレスでもできる、40代の“整える選択”
ファミレスはメニューが豊富だからこそ、選び方で大きく変わります。
私がよく意識しているのは以下のポイントです。
◎ 定食系を選ぶ(焼き魚・豆腐ハンバーグなど)
◎ スープやサラダを最初に注文して、味覚を落ち着かせる
◎ ドレッシングやソースは別添えで
◎ ドリンクバーは甘い飲み物ではなく、炭酸水やハーブティー
揚げ物が続いた日は、翌日を“整える日”にして調整する。
そんな「バランスをとる意識」も、40代以降は欠かせない気がしています。
テイクアウトは「素材のわかりやすさ」を基準に
テイクアウトは便利ですが、加工度が高いものが多いのも事実。
だから私は、
“中身が見える料理かどうか”
を基準に選ぶようにしています。
たとえば、
◎ 焼き魚や煮物のお弁当
◎ シンプルな惣菜(きんぴら、ひじき、蒸し野菜など)
◎ 具材がしっかり見えるサラダとスープの組み合わせ
◎ 手作り系のおにぎり屋さん
逆に、
ソースやマヨネーズで“ごまかされている”ような料理は、食後の重さにつながりやすいので自然と控えめに。
無添加をうたっていなくても、
素材の形が見える料理は、体に安心感がある。
そんな気づきが、私のテイクアウト選びを大きく変えてくれました。
量より“食後の軽さ”で選ぶと、外食はもっと心地よくなる
40代になると、食べた“後”が1日の調子を左右します。
そこで私が心がけているのは、量ではなく
「食後に軽いかどうか」。
意識しているのは、
◎ お腹8割でやめる
◎ 炭水化物を食べすぎない
◎ 野菜と汁物で満足感を調整
◎ 夜遅い外食は控えめに
◎ 濃い味の日は、翌日にハーブティでリセット
この“軽やかさ基準”で選ぶようになってから、外食疲れが減り、翌日まで引きずらなくなりました。
楽しむことも栄養。40代は“選ぶ力”を育てる時期
外食は、
料理を作らない気楽さも、誰かと食べる豊かさも、
すべてが“心の栄養”です。
だからこそ、
「楽しむ」と「整える」を同時に大切にする。
完璧を求めず、でも丁寧に選ぶことで、
40代の体にも心にもやさしい外食時間になります。
私自身、ゆるい“選ぶ視点”を持つようになってから、
外食への罪悪感が減り、
「外で食べるごはんって、やっぱり特別でうれしい」
そんな素直な気持ちが戻ってきました。
外食もテイクアウトも、
あなたの暮らしを豊かにする味方になりますように。
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