今日は、私が長年くせのように続けていた「ひとり反省会」をやめた話をしようと思います。
「あの時、あんなこと言わなきゃよかった」
「もっとちゃんとやればよかったのに」
そんなふうに、1日の終わりに自分を責めるように反省を繰り返す——
それが、当たり前になっていた頃の私。
でも40代になって、少しずつ自分との向き合い方が変わってきました。
今日はその変化について綴ります。
「ちゃんとしなきゃ」がつくる反省のループ
私はどちらかというと真面目で、どこか「人に迷惑をかけてはいけない」「ちゃんとできて当たり前」と思い込みがちなタイプです。
だからこそ、何かうまくいかなかった日には、
“夜のひとり反省会”が始まってしまう。
過去の会話、表情、出来事を何度も再生しては、
心の中で「どうしてあんなふうに…」と自分を責めてしまう。
でも、それって、自分に厳しすぎたのかもしれません。
心と体の声に気づいたとき
ある日、夜ベッドに入ってもなかなか眠れず、
ずっと頭の中で同じことを繰り返し考えていたとき、ふと思ったんです。
「これって、誰かのためになってる? 私のためになってる?」
答えは「いいえ」でした。
ただ疲れて、眠れなくなって、次の日も引きずるだけ。
そこから、「反省」ではなく「調整」に意識を向けようと決めました。
私が実践している、やさしい“心の整え方”
「今日よかったこと」を先に思い出す
つい反省ばかりに目が向くけれど、できたこと、心が動いたことを先に思い出すように。
◎ ノートに手放す
頭の中だけに置いておかず、書いて“終わらせる”と不思議と楽になる。
◎ 「まあいいか」を許す
自分に厳しいと完璧を求めがち。だからこそ「まあいいか」の一言で、心が緩む。
◎ 寝る前は“反省禁止”タイム
布団に入ったら考えない。自分のために守る“こころの静けさ”。
40代は“自分との関係”を見直す時期
他人との関係ももちろん大切だけれど、
40代は「自分との付き合い方」が大きく問われる時期なのかもしれません。
失敗を責めるのではなく、
「今日もよく頑張ったね」と声をかけてあげること。
自分に対して“やさしい眼差し”を向けること。
そんな小さな積み重ねが、私の心を整えてくれています。
ひとり反省会をやめて、自分を責めない時間が増えました。
もし、夜に自分を責めそうになったら、
「もう十分考えたから大丈夫」と声をかけてみてください。
明日は、今日よりちょっとだけ軽やかに過ごせるかもしれません。