― なぜ40代女性にとって、ストレスは最悪なのか ―
40代に入ってから、
「これくらい大丈夫」と流してきたことが、
体にそのまま返ってくる感覚が増えてきました。
先日、強い感情が動く出来事があり、
その直後、頭に血がのぼるような感覚を覚えました。
その後ジムで体を動かした際、心拍数が最初から175を示し、
しばらくすると急に80台まで下がる。
機械の不調かと思いながら再度測っても、
やはり160を超える数値が出ることが続きました。
その夜は、頭痛と足先の違和感。
はっきりした原因は分からない。
でも、「あ、これはストレスが体に出ている」と
初めて実感した出来事でした。
鍼灸院の先生が、いつもおっしゃっていた言葉があります。
「結局、一番体に悪いのはストレスなんですよ」
その意味を、
40代になってようやく体で理解した気がしています。
なぜ40代女性にとって、ストレスは“最悪”なのか
40代女性の体は、
目に見えないところで大きな変化の途中にあります。
エストロゲンの分泌は徐々に減り、
自律神経の調整力も、若い頃ほど安定しません。
そこに重なるのが、
仕事、家庭、親のこと、人間関係。
逃げ場のない「板挟みストレス」です。
この状態で強いストレスがかかると、
自律神経は交感神経優位のまま切り替えられなくなります。
・眠っても疲れが取れない
・イライラが続く
・動悸や頭痛、めまいが出る
これは性格の問題ではなく、
体の調整機能が追いつかなくなっているサインです。
ストレスは、すべての不調を増幅させる
40代のストレスが厄介なのは、
単独で存在しないこと。
睡眠不足、冷え、血流低下、ホルモン変動。
それらすべてを、ストレスが増幅させます。
慢性的なストレスは、副交感神経の働きを抑え、
本来回復すべき夜の時間帯でも、
体を「緊張モード」に縛りつけます。
その結果、
倦怠感、肩こり、胃腸の不調、気分の落ち込みが
連鎖的に起こりやすくなる。
ストレスは「一因」ではなく、
不調の土台そのものになりやすいのです。
検査で異常が出ない不調ほど、見逃されやすい
40代女性のストレス症状は、
日替わりで、複数同時に現れることが多い。
息苦しさ、動悸、頭痛、冷え、下痢や便秘。
検査をしても「異常なし」と言われることも少なくありません。
でも、異常がない=問題がない、ではない。
自律神経の乱れやストレス反応は、
数値に表れにくいからこそ、
本人が一番つらいまま、我慢してしまうのです。
ストレスを「なくす」より、「共存する」
このシリーズでは、
ストレスを排除することを目標にしません。
40代の生活から、
ストレスをゼロにするのは現実的ではないからです。
大切なのは、
ストレスを受けても、体が戻れる状態を保つこと。
・自律神経が切り替わる
・血流が滞らない
・回復できる余白がある
それだけで、不調の出方は大きく変わります。
ストレスは、体が出してくれる「合図」
40代からの不調は、
壊れたサインではなく、
生き方やリズムを見直す合図なのだと思います。
無理を続けてきたこと。
我慢が当たり前になっていたこと。
後回しにしてきた自分の体。
それらを、
体がちゃんと教えてくれている。
このシリーズでは、
ストレスと戦うのではなく、
ストレスと共存しながら、体を守る方法を
一つずつ整理していきます。
40代からの私時間は、
頑張るための時間ではなく、
回復できる体を取り戻すための時間。
ここから、ゆっくり始めていきましょう。

