外側と内側。ストレスの「源」に気づいた日、私の整え方が変わった

パーソナルケア

40代に入ってから、何気ないことで疲れやすくなったと感じることが増えました。
忙しくしていなくても、どこか心がざわつく。眠ってもスッキリしない。
そんな自分を「気の持ちよう」と片づけていた時期もありました。

でもある日、ある言葉が心に残りました。
「ストレスには“外側”と“内側”の2種類がある」―この言葉が、私の心の整え方を変えるきっかけになったのです。

外側のストレスと、内側のストレスの違い

“外側のストレス”とは、自分の外部で起こる出来事や環境から受けるもの。
たとえば、天気の変化、仕事や家庭でのトラブル、人間関係の摩擦、騒音や光といった刺激などです。

一方で、“内側のストレス”は、自分の思考や感情、体調などから生まれるもの。
不安、焦り、自己否定、慢性的な疲労や不調も、すべて内側からの信号です。

この「ストレスの出どころ」に気づくことは、実はとても大切でした。
なぜなら、どこから来ているのかを理解するだけで、少しずつ心に余裕が生まれたからです。

「これは外側のこと」そう思うだけで、巻き込まれなくなった

たとえば、電車が遅れた日。以前なら、遅刻への焦りや、うまくいかないことへのイライラで、自分を責めてしまっていました。
でも今は、「これは外側のストレスだ」と思えるようになりました。

また、急に不安になる日もあります。
原因がわからない不安には、「これは私の内側の声」と気づくようにしています。
すると、「それに今すぐ反応しなくてもいいよ」と自分をいたわる余裕が少しだけ持てるのです。

内側のストレスには、「呼吸」が一番効いた

特に、内側のストレスに私がよく使うセルフケアが、「呼吸」です。

緊張しているとき、不安が強いとき、呼吸が浅くなっていることに気づいたことはありませんか?
私は、そんなときこそ「ゆっくり吐く」呼吸を意識しています。

私が続けている「呼吸法」

椅子に座って、背筋をスッと伸ばします。

お腹にそっと手を置き、まず口から長く息を吐きます。

鼻から4秒ほどかけて息を吸い、4秒息を止めます。

口から8秒かけて、ゆっくりと吐き出します。
 

これを3〜5回繰り返すだけで、思考が静まり、体も軽くなる感覚があります。
「今、私はちゃんと呼吸してる」と意識することが、整う第一歩なんですね。

呼吸で心と体を整える習慣を、日常の中に

この呼吸法の良いところは、場所や時間を選ばないこと。
朝起きたとき、電車の中、寝る前、外出先のトイレでもできます。

“深く吸う”よりも“ゆっくり吐く”ことに意識を向けると、より副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。

不安、緊張、イライラ…私たちは日々たくさんの感情に揺さぶられています。
でも、呼吸を整えることで、自分の内側にある静けさにそっと戻ることができるのです。

「なくす」のではなく、「気づく」ことで整う

40代は、心も体も、ちょっとしたことに敏感になる時期。
だからこそ、自分のストレスが「外側」なのか「内側」なのかを見極めて、優しく向き合うことが大切だと感じています。

そして何より、自分にとっての“整える習慣”を持っていることが、日々を穏やかに過ごす土台になるのだと実感しています。

ストレスに振り回されない毎日のために。
まずは今日、深呼吸をひとつ。自分を整える時間をつくってみませんか?

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