汗ばむ日が続くと、体も気持ちもどこか重たくなりがち。
特に40代になると、冷房による冷え・疲れ・だるさなどが複雑に絡み合い、心身ともに整えることが難しく感じることもありますよね。
そんな今の私にとって、お風呂は“体と心をリセットする大切な時間”です。
中でも最近お気に入りなのが、エプソムソルトと和薄荷(わはっか)ハーブを使った、夏の“整えバスタイム”。
完璧に癒されなくてもいい。
でも、1日1回、ほんの少しでも“心地よい自分”を取り戻せる時間があると、不思議と世界が優しく感じられる気がするのです。
エプソムソルトって何?今さら聞けないけれど…
「よく聞くけど、結局エプソムソルトって何?」という方もいるかもしれません。
実は塩ではなく、硫酸マグネシウムというミネラル成分。天然素材で、無色無臭。欧米では古くからリラックスやデトックスの入浴剤として親しまれてきました。
ポイントは、体にやさしく、余計なものを“そっと流してくれる”こと。
疲労感、肌のべたつき、なんとなくまとってしまった“目に見えない疲れ”さえ、するりと軽くなるような感覚があります。
和薄荷ハーブで、スッと心地よく
市販のミント系バスソルトは刺激が強すぎる…そんな方には、和薄荷のドライハーブがおすすめ。
お茶パックに入れて湯船に浮かべれば、ほんのりとした清涼感と爽やかな香りが広がり、肌にもやさしい。
アロマオイルのような刺激や強さが少ない分、敏感な時期でも安心して使えます。
香りを“嗅ぐ”というよりも、香りのベールに包まれるような静かな癒し。
夏にこそぴったりの自然な心地よさが、そこにあります。
暑い季節は「朝のお風呂」で1日が変わる
このお風呂習慣、夜だけでなく夏こそ朝や外出前に取り入れるのがおすすめです。
暑さで寝起きがスッキリしない日も、ぬるめのお湯に短時間つかることで、体のめぐりが整い、呼吸が深くなり、心も前向きに。
私が実践している朝風呂スタイルは:
◎ 36〜37度のぬるめのお湯で5〜10分
◎ エプソムソルト小さじ1〜2
◎ 和薄荷ハーブ1パック
◎ 深呼吸を2〜3回して、香りをゆっくり味わう
時間がなくても、“ひと呼吸分”整えてから出かけることで、1日が軽くなる感覚をぜひ体験してみてください。
今の私たちだからこそ、心地よさをつくっていける
若いころは「気合い」で乗り切れた不調も、年齢を重ねるごとに自分のペースで整える工夫が必要になってきます。
でも、それは“わがまま”ではなく、自分らしいリズムを取り戻すための知恵なのだと思います。
ちょっとした違和感を見逃さず、心と体の声に耳をすませて、やさしく整える。
そんな感性が、40代の私たちには備わっているのかもしれません。
“毎日頑張りすぎず、でも丁寧に自分と向き合う”。
この夏、自分を心地よく包む「整えバスタイム」で、軽やかな日々を楽しんでみませんか?