「メイク落としに、ごま油?」ヨガの先生のひとことから始まった
ヨガスタジオの先生に「メイク落としに太白ごま油を使ってみて」と教えてもらったのは、
あと数か月で40歳を迎える、まさに“40代目前”の39歳のときでした。
正直、最初は「えっ、料理用の油で顔を?」と戸惑いました。
でも先生の肌はつやつやで、年齢を感じさせないほどきれいで──その姿がずっと心に残っていて、試してみることにしたんです。
「太白ごま油」ってどんなもの?キュアリングは必要?
使ったのは、「太白ごま油」という、透明でにおいのない、さらりとしたごま油。
よくある香ばしい茶色のごま油とは違って、料理だけでなくスキンケアにも向いている、クセのない使い心地が特長です。
アーユルヴェーダでは、ごま油を温めて酸化を防ぐ“キュアリング”という工程を行いますが、
私が使っている日本製の太白ごま油は精製度が高く、キュアリングなしでもそのまま安心して使えると、ヨガの先生が教えてくれました。
未開封の新しい油をスキンケア用に分けて、手のひらで少し温めてから、メイクになじませていきます。
想像していた“油っぽさ”とは違い、むしろなめらかで軽やかな使い心地。
においも気にならず、何より摩擦が少ないのが、40代目前の肌には本当にうれしい感覚でした。
ティッシュオフのあと、洗顔石けんでやさしくリセット
クレンジングのあとは、やわらかいティッシュでそっと押さえるようにオフします。
こすらず、肌をいたわるようなやさしさを心がけて。
そのあと、洗顔石けんで軽く洗い流します。
強いクレンジングを使わなくても、余分な油分は自然に落ちて、
肌はつっぱらず、むしろしっとり。
続けるうちに、乾燥やごわつきが気にならなくなっていったのを覚えています。
勧めて気づいた、ちょっと悔しい本音(笑)
この習慣が気に入りすぎて、友人知己に「すごくいいよ!」とすすめました。
みんな「肌がやわらかくなった!」と喜んでくれて、私もうれしかったのですが──
あるとき、ふと気づいたんです。
若いほど、肌の変化が早くて、目に見えてわかりやすい。
正直、ちょっとだけ悔しかったです(笑)。
でも同時にこうも思いました。
40代目前の私たちにとっては、「今からでも遅くない」と思える出会いこそが、いちばん価値がある。
がんばらないケアが、自分を整えてくれる
40代を前にした今、「もっとがんばらなきゃ」と焦るのではなく、
「もう、じゅうぶんがんばってきた自分を、少し休ませてあげる」ことが、大切なんだと気づきました。
太白ごま油は、キッチンにある“ふつうのもの”かもしれません。
でもその“ふつう”が、肌と心にそっと寄り添ってくれるなんて──あの頃の私は想像もしませんでした。
忙しい毎日の中でも、自分を整える小さな時間を忘れずに。
肌と向き合う時間が、自分を慈しむ時間になりますように。
太白ごま油は「自分をいたわる第一歩」だった
◎ メイク落としは「太白ごま油+ティッシュオフ+洗顔石けん」だけ
◎ 日本製の精製油ならキュアリングなしでもOK
◎ 肌の摩擦が減り、乾燥・つっぱり感も軽減
◎ “がんばらないケア”が、40代の自分にちょうどいい