40代からの資格挑戦③:模試を活用して自分のペースで着実に前進するコツ

学び

宅建の学習が進むこの時期、模試本は例年6〜7月に最新版が発売されます。
早めにチェックして準備を進めることが合格への近道。私も最新の模試本を手に入れて、実際に解いてみることで自分の実力や課題がはっきり見えてきました。

前回の記事では、「がんばりすぎない」資格勉強の続け方についてお話しました。今回は、いよいよ【模試】の活用について。最初の一歩がうまくいかなくても、そこから見えてくる“自分なりの前進のヒント”を一緒に見つけていきましょう。

第3章:模試を味方にして自分のペースで進むコツ

最初の模試は点数が低くても落ち込まないで

模試を初めて受けると、私もそうでしたがかなり点数が低くなることがあります。

実際、私の最初の模試は50点満点中26点で、正直へこみました。

でも、この時点(6月)ではまだ「宅建業法」の学習が不十分だったんです。

数回模試を受けるうちに、「宅建業法が得点源になる」ということがだんだんとわかってきました。

模試は、点数に一喜一憂するものではなく、“今の自分を知るための練習”と捉えておくと、気持ちがラクになりますよ。

模試は「どの分野から解くか」も大切に

模試を解く際、どの問題から取りかかるかは効率と精神面に大きく影響します。

多くの人は、26問目から始まる「宅建業法」から解くことが多いですが、「権利関係」や判決文の読解が得意な方は、あえて1問目から挑戦してもいいと思います。

ちなみに、私のおすすめは「45問目から解く」方法。

例年このあたりには「住宅瑕疵担保履行法(特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律)」に関する問題が出題される傾向が強く、内容が比較的明確で、短時間で正解しやすい問題が多いと感じています。

最初に点数を積み重ねられると、それだけで安心感が得られ、落ち着いた気持ちで残りの問題に取り組めるんです。

自分の得意分野や感覚を大切にしながら、「自分に合った解く順番」を見つけてみてくださいね。

模試は本番と同じように「2時間」で受けてみよう

模試は自宅でもカフェでも、好きな場所で受けてOK。でも、本番通りの2時間でしっかり時間を測って解くことをおすすめします。

宅建試験では、問題によって解答時間に差が出るため、「時間配分の感覚」を早めに掴んでおくと安心です。

模試のあとは「見直し」が一番大切

模試を終えたら、できなかった問題をそのままにせず、「なぜ間違えたのか」を振り返る時間を持ちましょう。

私は、宅建学習ノート

間違えた問題の番号

間違えた理由(うろ覚え、問題文の読み間違いなど)

対策(用語を確認する、条文をノートに写す…など)

を簡単にメモする習慣をつけていました。

この「見直し習慣」こそが、実力アップの近道です。

自分のペースで、着実に前進しよう

模試は、合否を決めるものではありません。
「今の自分を知る」「弱点を見つけて、どう学び直すかを考える」
そのための大切なツールです。

最初は思ったように点が取れなくても大丈夫。模試のたびに、自分なりの工夫と発見を積み重ねていきましょう。

次回予告:法律と無縁だった私と「権利関係」との向き合い方

宅建の学習を進める中で、私が特に立ち止まってしまったのが「権利関係」でした。

私は、法律の世界にはこれまで全く触れたことがありません。
判例文や法律用語はなじみがなく、初めはただただ戸惑うばかりでした。

契約、登記、時効…。
ひとつひとつの言葉の意味を理解するだけでも時間がかかり、「自分には向いていないのかもしれない」と感じることもありました。

それでも、問題を少しずつ解きながら、図を描いて登場人物の関係を整理したり、文章を自分なりにかみ砕いて読むことで、少しずつ「読めるようになる感覚」がつかめてきたように思います。

次回は、そんな私が「法律と無縁の場所から」どのようにして権利関係と向き合ってきたかを、実体験とともにお話ししていきます。

初めて学ぶ分野に対して、どんなふうに心を整え、前に進んでいったのか──
等身大の気持ちで綴っていきますので、よかったらまた読みにきてくださいね。

一歩ずつ、私時間を大切にしながら進んでいきましょうね。

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