40代に入り、身近な家族や親族が年を重ね、見送る機会が増えてきました。そんな経験を重ねるうちに、「時間は有限である」ということを痛感しています。若い頃には無限に感じていた時間も、40代という節目を迎えると、その貴重さが身にしみてわかってきました。
「40代だからゆるく」は本当に正解?
よく耳にするのが「40代だからゆるくいこう」という言葉。しかし、それだけでは本当に自分の時間を大切にできているのでしょうか? ゆるく過ごすことは心の余裕につながる大切な要素ですが、同時に「ゆるさ」が理由で大切な時間を無駄にしてしまうのは、もったいないと感じています。
スマホ時間の見直しが生む心のゆとり
私自身も日々の暮らしの中で、「ゆるさ」と「意識」のバランスに悩みながら過ごしてきました。特にスマートフォンの使い方に関しては、以前は無意識にSNSを延々と眺めてしまい、気がつけば貴重な私時間がどんどん削られていることもありました。これは多くの40代女性に共通する悩みではないでしょうか。
そこで私が心がけているのは「他人のSNSを見る時間を控える」ということです。SNSは便利で情報収集にもなりますが、知らず知らずのうちに比較や焦りを生み、心を疲弊させることもあります。特に40代は心身の変化が起きやすい時期だからこそ、意識的にSNSから距離を置く時間を作ることが、心の余裕と充実感を生む大切な一歩だと実感しています。
家族との時間を大切にする
また、家族や親族との時間を大切にすることも、時間の有限さを実感する中で強く感じるようになりました。忙しい日常の中でも、ゆったりとした会話や一緒に過ごす時間は、かけがえのない宝物です。そんな瞬間を大切にすることで、「ただ流される時間」から「意味のある時間」へと変わっていきます。
ゆるさと意識的な時間の使い方のバランスを取る
もちろん、ゆるさも捨てがたい魅力です。無理をしない、肩の力を抜くことは心身の健康に欠かせません。ただ、ゆるく過ごすことを言い訳に、時間を浪費しがちな自分にも気づきました。だからこそ「時間を有限の資源と捉え、一日の使い方を見直す」ことを40代からの暮らしのテーマにしています。
具体的には、夜のリラックスタイムを意識して作ること、スマホの使用時間を制限すること、家族との会話や散歩の時間を確保することなど、小さな工夫を積み重ねています。そうした日々の習慣が、心地よい暮らしと充実した私時間を育んでいるのです。
40代からの意識的な時間の使い方を
40代だからこそ、ゆるくありながらも「意識的に時間を選ぶ」こと。時間は誰にとっても平等ですが、どう使うかで人生の質は大きく変わります。これからも私自身、時間の有限さを意識しつつ、心地よい暮らしを追求していきたいと思っています。

