“使い切る”暮らしが教えてくれた、私にとってちょうどいい量―木曜の夜から始まる40代の台所リズム―

ライフスタイル

今回は私の「週に一度、買い物でまとめ買いして“使い切る”暮らし」についてお話しします。

週に一度の買い出し、私のルーティン

私は毎週金曜日、仕事帰りにターミナル駅近くのデパート地下の肉屋さん、有機野菜のお店、そして地元のオーガニックスーパーをはしごして買い物をしています。

買うのは、1週間分の肉や野菜を中心にまとめて。基本の分量を決めて、それ以上は買わず、あとはその日の献立に合わせて魚や薬味、調味料をちょい買い足ししています。

木曜の夜から始まる準備

買い出し当日の金曜日だけでなく、私の“1週間の台所のリズム”は、木曜の夜から静かに始まります。

仕事や予定が詰まっている金曜日は、帰宅途中に買い物をすませたい日。だからこそ、前夜のうちにバッグの中に多めのエコバッグをしのばせておくのが、私なりのささやかな段取りです。

この「ちょっとした準備」があるだけで、買い物がぐっとスムーズに。
慌ただしい夕方のスーパーでも、袋が足りなくなる心配をせずにすみますし、「今日はこの量まで」と、自然に自分にブレーキをかけるきっかけにもなります。

また、木曜の夜には、冷蔵庫の在庫をざっと確認して、「今週は葉物が多かったな」「お肉はあと少し残ってるから控えめに」など、小さな気づきをメモしておきます。これだけで、翌日の買い物が“考えなくても動ける状態”に整ってくれるのです。

40代になって思うのは、暮らしにおいて“準備は自分を助けてくれるもの”だということ。
忙しさの中でも、あらかじめの小さな手間が、未来の私を穏やかにしてくれる――そんな感覚を、毎週木曜日の夜に思い出しています。

買い過ぎず、足りなさ過ぎず。“ちょうどいい量”を見つける

私がいつも心がけているのは、「買った食材は使い切ること」。

特にお肉は、使いやすい部位を中心に2~3種類ほど購入。例えば鶏もも肉は茹でてスープも美味しいストックにするなど、過去記事「茹でるだけで一石二鳥!鶏もも肉で作る“スープも美味しい下ごしらえ”術」で紹介した方法で、少しだけ冷凍もします。

作り置きは多くせず、新鮮なうちに使い切る

40代になってからは、作り置きを“たくさんしすぎない”ことを大切にするようになりました。
もちろん、時間がない日もあるので「下ごしらえ」や「茹でるだけ」のストックは取り入れていますが、冷蔵庫に作り置きの容器が並びすぎてしまうと、それが“義務”のように感じて、気持ちが疲れてしまうんです。

私にとっての心地よさは、あくまで「その日食べたいものを、体の声に合わせて決める」という自由さ。
そのため、基本は1週間分の食材を決まった分量だけ買っておき、あとはその日その日の気分や予定に合わせて、魚や卵、葉もの野菜、香味野菜などをちょこちょこ買い足しています。

冷蔵庫をのぞいたときに、「あ、今日もきちんと使い切れてるな」と思えるだけで、心がスッと整う。
そういう日常のちいさな達成感が、40代の私には心地よいのです。

野菜は季節で量を調整

同じように、野菜の買い出しも“季節ごとの変化”に合わせるようになりました。
特に夏場は、ちょっとした油断で野菜がすぐに傷んでしまうので、冬に比べてまとめ買いの量は控えめに。必要な分だけを買い、こまめに買い足すことで、鮮度を保ちながら無駄も減らすことができます。

一方で、旬の野菜には、その時期に必要な栄養や力強さがぎゅっと詰まっていると感じています。
だからこそ、季節ごとに食べたい野菜を選ぶのも、私にとっては大切な「心と体のケア」。

たとえば夏の終わりには、ナスやピーマン、みょうがなどをさっと炒めたり漬けたりして楽しむ。
冬には、根菜をじっくり煮込んで心をあたためる――。

そんなふうに、季節の変化を台所で感じながら、少しずつ調整していくこの習慣は、暮らしにやさしいリズムをもたらしてくれます。

まとめ

◎ 週に一度のまとめ買いで基本の分量だけを購入

◎ 木曜夜からエコバッグを多めに持ち歩いて準備

◎ 肉は2〜3種類、使いやすい部位を中心に選ぶ

◎ 鶏もも肉は茹でてストックするなど、ちょっとした下ごしらえで楽に

◎ 作り置きは多くせず、毎日買い足しながら使い切る

◎ 季節に応じて野菜の買い足し量を調整

40代からの私時間と心地よい暮らしには、無理なく食材を使い切るリズムがとても合っています。

皆さんもぜひ、自分にとってちょうどいい量を見つけて、心地よい暮らしのヒントにしてみてくださいね。

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