金曜日の夕方になると、自然と足が向かう場所があります。
それは、「こだわりや」というオーガニック食品の専門店。
ここには、体に優しい素材で作られたOrganic Kitchenのヴィーガン弁当が並んでいます。
1週間を乗り越えた自分への小さなごほうびとして、毎週金曜日にお弁当を買うことが、私の新たな習慣になりました。
ヴィーガン弁当を選ぶ理由は、何よりその素材に対する安心感です。
有機米の白ごはん、無添加の調味料、そして動物性食材を使わずに作られた料理は、どこかホッと心が温かくなります。
この日の弁当も、私の心と体を優しく包み込んでくれる内容が詰まっています。
ひとつずつ、その魅力を見ていきましょう。
まず目を引くのは、ふっくらと炊き上げられた有機米の白ごはん。
上に添えられた梅干しが、ほんのり酸っぱさを加えて食欲をそそります。
そして、香ばしく揚げられたテンペのゴマ付き唐揚げ。
発酵大豆から作られたテンペは、噛むほどに旨味が広がり、ゴマの風味がさらに深みを加えて、食べ応え抜群です。
紅白なますのさっぱりとした酸味が、食欲を引き立ててくれるのも嬉しいポイント。
その隣には、カボチャのココナッツ和え。
ココナッツの甘さとカボチャの自然な甘みが調和し、まるでデザートのように口の中で広がります。
さらに、にんじん、なす、ブロッコリーの温野菜が、色とりどりに盛り付けられています。
野菜の甘みや旨味が引き立ち、心地よいエネルギーを感じさせてくれるのです。
このお弁当を食べる時間は、私にとって何よりも大切なひとときです。
料理を作らないという贅沢、そして「がんばらなくても大丈夫」という心の余裕が、日常の忙しさから解放してくれます。
キッチンに立たずに静かな時間の中で食事を楽しむことで、心も体もリフレッシュされます。
無理せず、自分を大切にすることがこんなにも心地よいことだと、実感しています。
週に一度、この「作らない日」を設けることで、私はまた新たなエネルギーをチャージできる気がしています。
忙しい日々に追われていると、自分を後回しにしがちですが、金曜日だけは、少しだけ自分のために時間を割き、心も体も整える日として大切にしています。
そして、このお弁当を食べながら、心を落ち着けて「よくがんばったな」と自分をねぎらう瞬間が、何より貴重な時間です。
読者の皆さんにも、ぜひお伝えしたいことがあります。
「作らない」ことが必ずしも手を抜くことではなく、逆に自分を大切にする選択だということ。
週に一度、自分だけのために食事を選ぶ日があってもいい。
忙しい毎日の中でも、少しだけでも自分をいたわる時間を持つことが、どれだけ心に余裕を与えてくれるか、私は実感しています。
もしよかったら、あなたも金曜の夜に「私だけのごほうび」を見つけて、静かな時間を楽しんでみてくださいね。