40代になってから、食べるものが体調や気分に与える影響を、以前より敏感に感じるようになりました。
疲れやすさ、肌の変化、なんとなくの重だるさ──。
そういった「小さな不調」は、食生活を少し見直すだけで整っていくこともあります。
私が注目しているのが、「ヴィーガン(植物性中心)の食」。
完全に切り替えるのは難しくても、“週末1日だけのプチ・ヴィーガン”なら、気軽に始められる。
今回は、自宅でゆったりと過ごしながら、無理なくヴィーガン的な食事を取り入れてみた日の記録をお届けします。
朝:オートミールと冷凍ブルーベリーで、静かに体を起こす
朝食は、豆乳でふやかしたオートミールに、冷凍ブルーベリーとデーツをトッピング。
シナモンをひと振りすると、甘さ控えめでも十分な満足感。
カフェインレスのルイボスティーを添えて、内臓にやさしい朝時間に。
前夜までの疲れが、自然にほどけていくような感覚がありました。
昼:自宅で茹でた「10割そば」で、シンプルなご褒美時間
昼は、自宅で10割そば(小麦粉不使用)を茹でて、シンプルにもりそばに。
つゆは動物性の出汁を避けて、昆布と干し椎茸で取った旨味たっぷりの出汁に、薄口醤油とみりんで整えた自家製。
ネギやわさびを添えて、余計なものは加えず“素材の力”だけで味わう時間。
お蕎麦の香り、喉ごしの良さが引き立って、食後の重さもなくすっきり。
「これがヴィーガン?」と思うほど、和の知恵に支えられた心地よい一食でした。
おやつ:チョコレートブラウニークリスプとハーブティーで、ゆるやかな満足感
午後、小腹がすいた頃には、以前ブログでご紹介したチョコレートブラウニークリスプと温かいハーブティー。
からだにやさしい素材がうれしい。
SNSを少し離れて、窓からの光を浴びながらゆっくりと。
食べることと同じくらい、「どう過ごすか」も整えるカギだと感じました。
夜:豆乳スープと高野豆腐で、体と心が休まる夜ごはん
夕食は、野菜たっぷりの豆乳スープと、高野豆腐と人参・大根の煮物。
出汁は昆布と干し椎茸を使い、味噌と醤油でまろやかに。
「食後に眠くならない食事って、こんなにも心地よいんだ」と感じたほど、体にスッと染み込むやさしい味わい。
ヴィーガン=物足りない、という先入観が変わる体験でした。
翌朝の変化:「休めた」と実感できる体と肌
たった1日の“プチ・ヴィーガン”でも、翌朝の軽やかさは明らか。
◎ 肌のざらつきが落ち着いた
◎ 朝の目覚めが軽く感じられた
◎ 胃もたれや倦怠感がない
「食事は、体のメンテナンス時間なんだ」と改めて実感。
派手な変化ではないけれど、自分の体にとって必要な整い方だったのだと思います。
ヴィーガンは「整える食」─完璧じゃなくていい
今回感じたのは、「ヴィーガン食=制限」ではなく、“体に負担をかけないやさしい選択肢”だということ。
・ 完璧じゃなくてもいい
・ 無理せず1日だけでもいい
・ 和食の知恵を活かせば、特別な食材は不要
それでいて、心も体もほっと整っていく。
40代の私にとって、「今の自分をケアする食事」として、とても自然なアプローチでした。
これからも週末だけでも、「整えるためのプチ・ヴィーガン」。そんな日を、暮らしにゆるやかに取り入れていこうと思います。
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