40代になってから、自分の「持ち物」との付き合い方が少しずつ変わってきました。
ただ便利なだけじゃなく、「気持ちが整うもの」を選びたくなる――そんな感覚が、自分の中に芽生えています。
その中で、あらためて見直したのが「風呂敷」です。
今回は、洗えて、名前の刺繍ができる“私だけの風呂敷”の魅力と、日常での使い方をご紹介します。
「風呂敷って、今さら?」と思う方にも、きっと新しい気づきがあるはず。どうぞゆっくり読んでみてくださいね。
懐かしくて、今こそ心地いい。私と風呂敷の物語
風呂敷――どこか懐かしい響きですよね。
私にとって風呂敷は、母の家事の記憶と結びついています。
洗濯物をたたんで、それぞれの分を風呂敷で丁寧に包んでくれていた母。
何気ない日常の中で、「整える手の動き」や「やさしい所作」を感じていました。
そして今、40代の私は、風呂敷を“自分を整える道具”として再び手に取っています。
名入れ×洗える風呂敷。私が選んだ理由
私が愛用しているのは、ポリエステル素材の洗える風呂敷。楽天市場で見つけたお気に入りです。
軽くて乾きやすく、手洗いもOK。何より、名前入りの刺繍ができるのが嬉しいポイントでした。
名前が入っているだけで、まるで「自分のために仕立てられた一枚」のよう。
誰に見せるわけではなくても、自分の名前が入った道具を見ると、自然と気持ちが整います。
「これは私の時間、私の道具」。そんな実感が、日常にそっと寄り添ってくれるんです。
旅にも日常にも。私の風呂敷活用術5選
風呂敷は、見た目の美しさだけでなく、実用性も抜群です。
私が日常で活用している使い方を、いくつかご紹介します。
◎ 旅行時の荷物整理に:下着や着替えをすっきり仕分け
◎ バッグ内の小物整理に:インナーバッグ代わりで見た目も整う
◎ 急な荷物の持ち帰りに:サブバッグとして活躍
◎ 手土産ラッピングに:和の心が伝わるラッピングに
◎ お弁当包みに:お気に入りの布で気分も上がる
特に手土産を風呂敷で包むと、「気が利いてるね」と褒められることも多いんです。
柄を季節で変えると、それだけで会話のきっかけにもなります。
“整える布”がもたらす、美しい所作と循環
たたむ。包む。結ぶ――この動作ひとつひとつが、暮らしに丁寧なリズムを生み出してくれる。
風呂敷は、所作そのものを整えてくれる布だと感じます。
また、洗って何度も使えるという“循環する道具”であることも大切な価値のひとつ。
大量消費の時代に、こうした道具が持つ静かな強さが、今の私にはとても心地よく感じられます。
40代の私にとって、ちょうどいい道具
子どもの頃に見た母の姿が、いまの自分の暮らしと静かにつながっている。
名前入りの風呂敷は、旅先でも、手土産でも、かばんの中でも――
「私を整える存在」としてそっと支えてくれています。
ただ便利なだけじゃない。
“気持ちが整う道具”との出会いは、40代からの暮らしに必要なものなのかもしれません。
よかったら、あなたも一枚、自分だけの風呂敷を持ってみてくださいね。