40代に入り、以前よりも“気圧”や“天気”に体が左右されやすくなりました。
曇りや雨の日は頭が重くなったり、突然だるさに襲われたり、「なんだか元気が出ない…」と感じることも。
若い頃には気にも留めなかったこの揺らぎが、40代になって一気に存在感を増したように思います。
でも最近、“血流”の視点で天気による不調を見つめてみると、体調の波が少しずつ穏やかになっていくのを感じました。
今回は、私が日々の暮らしの中で体験してきた
「気圧・天気と血流の関係」そして“ゆらぎを整える習慣”についてまとめてみます。
気圧の変化は、なぜ血流に影響するのか?
気圧が下がる日は、体内の水分バランスが乱れ、血管がゆるみやすくなります。
すると、
● 血液がうまく巡らない
● 脳に血が集まりやすくなる
● むくみや重だるさが増す
こうした変化が頭痛や倦怠感につながるのだそうです。
私自身、雨の日の前に
「なんとなく重い」
「肩と胸が固まる」
と感じることが多く、血流の視点で考えると合点がいきました。
天気のせいだけではなく、“巡り”が一時的に落ちているサインでもあるのです。
40代は特に揺らぎやすい時期
ホルモンの変化、自律神経の乱れ、冷えやすさ—。
40代は体の土台が揺らぎやすく、そこに気圧の変化が重なることで「不調の連鎖」が起こりがちです。
私の場合も、
● 生理前のむくみ
● 気圧の低下
● 疲れ
この3つが重なると、一気に不調の波が押し寄せるように感じていました。
だからこそ、天気に合わせた“巡りケア”を暮らしのなかに少しずつ取り入れることが、とても大切なのだと思っています。
天気の揺らぎをやわらげる“巡り習慣”3つ
① 呼吸を深める「胸開きストレッチ」
気圧が下がると、肩と胸まわりがぎゅっと縮こまり、呼吸が浅くなります。
血流も滞りやすくなるため、まずは上半身の緊張をゆるめることが大事。
私の朝の2分習慣
◎ 両手を後ろで軽く組む
◎ 胸をやさしく開く
◎ 深い呼吸を5回
胸が広がると、頭の重さがスッと引いていくような感覚があります。
“呼吸が入る体”に戻すことは、巡りの第一歩です。
② 温冷のリズムで血流を目覚めさせる
「温めればよい」というわけではなく、40代の体にはほどよい温冷リズムが効果的でした。
◎ ふくらはぎを温める
◎ 首は冷やしすぎない
◎ 手首を温める
◎ 指先をぬるま湯で軽く動かす
強すぎる刺激よりも、やさしい温度で巡りを促す方が、気圧痛の予防になると感じています。
③ 入浴は“巡りモード”で
気圧が下がる日は、入浴がとくに頼れる味方になります。
私が意識しているポイント
◎ お湯は38〜40℃
◎ 肩と背中を広げるように呼吸
◎ 10分ほどつかるだけでOK
湯船に浸かると、全身の巡りがふっと動き出す感覚があって、頭の重だるさが軽くなることも。
体が緩むと、気持ちまで自然と整うから不思議です。
ゆっくり整える日こそ、未来の自分のために
この巡りケアを数週間続けてみて、私が感じた変化は—
◎ 気圧による頭痛が減った
◎ 朝のだるさがやわらいだ
◎ 情緒の波が小さくなった
◎ 天気に振り回されにくくなった
どれも大きな劇的変化ではないけれど、
“日常の心地よさ”が確実に増えていく実感があります。
天気は変えられないけれど、
「巡り」を整えることで、揺らぎの高さは自分で小さくしていける。
40代の私たちにとって、これはとても力になる考え方だと思います。
今日の空を見て、少し曇っているなと思ったら、胸を開いて深呼吸をひとつ。
それだけでも、巡りは静かに動き始めてくれます。
自分の体を少しずつ整えていく小さな習慣を、これからも一緒に続けていきたいですね。
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