40代からの“無理しない自己一致”と心身の健康|第3回:症状とのつながりー 原因不明の不調が続くとき、心と体で何が起きているのか

④【美容・健康】

40代を過ぎると、体の変化や疲れの感じ方が、若い頃とは少しずつ変わってきます。
「検査では異常なしと言われたのに、疲れが抜けない」
「眠っても体がだるく、回復が遅い」
そんな経験を抱える方も少なくありません。

原因がはっきりしない不調は、決して珍しいことではありません。
でも、心と体のつながりを理解すると、ただの“気のせい”ではないことがわかります。
体が発するサインに耳を傾けることが、心地よい暮らしへの第一歩です。

検査ではわからない、心身のつながり

体調不良の背景には、目に見えない変化が潜んでいます。
心理学や心身医学では、慢性的な疲労やだるさの多くが、以下のような状態と関連していると考えられます。

  • 慢性炎症や免疫力の低下
  • 血流の停滞や毛細血管の機能低下(ゴースト血管)
  • 自律神経やホルモンバランスの乱れ
  • 長期間のストレスによる緊張状態

これらが組み合わさることで、疲れやだるさ、冷え、頭の重さといった形で体に現れます。
若い頃には気づかなかった体の声も、40代になると自然に表面化するのです。

血流の低下と疲労感の関係

血流は、体の回復力や疲労感に直結します。
ゴースト血管や冷えは、手先や足先だけでなく、全身の巡りに影響を与えます。
血流が滞ると、栄養や酸素の供給がゆっくりになり、疲れが残りやすくなるのです。

この段階では、「ただの加齢」と捉えるのではなく、
日常の中で血流や体調を整える習慣を少し意識するだけでも、体感は大きく変わります。

心身の不調を“気のせい”にしない

40代からの不調は、目に見えないものが多いため、つい「気のせい」と思いがちです。
でも体は正直です。
原因不明のだるさや疲労は、無理を続けてきた生活や心の使い方に対して、体が静かに警告を出しているサインでもあります。

このサインを否定せず、受け止めることが重要です。
まずは、「今の自分の体と心が何を欲しているか」に意識を向けること。
その小さな確認が、知らず知らずのうちにたまった緊張や疲労を緩めることにつながります。

「無理しない自己一致」の視点

自己一致とは、「理想の自分になること」や「好きなことだけを選ぶこと」といった大げさなものではありません。
40代からの自己一致は、もっと静かで現実的です。

  • 「これは本当に納得しているか」
  • 「体は今、どう感じているか」

そんな問いを、自分に向けるだけで、心と体のズレは少しずつ整ってきます。
大きな決断や環境の変化は必要なく、日々の小さな意識の積み重ねが大切です。

慢性的な疲労や原因不明の不調は、弱さの証明ではなく、
むしろ「自分と向き合い、整え直すタイミング」に差しかかっている合図です。

日常でできる小さな調整

体と心の信号を受け取ったら、まずできることから。

  • 朝の軽いストレッチや深呼吸で血流を整える
  • 夜はスクリーンから離れ、静かな時間をつくる
  • 「やりたくないこと」を無理にこなさず、少し手放す

こうした小さな積み重ねで、40代の心と体は無理なく回復力を取り戻し、心地よい暮らしへと導かれます。

40代からの“無理しない自己一致”は、特別なことではなく、毎日の暮らしの中で少しずつ育てていくものです。
体と心のサインに気づき、自分のペースで整えることが、これからの心地よい私時間をつくる鍵になります。

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