不調のサインに気づけるように―40代が体の声を聞くためにやめた習慣

①【暮らしと備え】

“私だけがしんどいのかな”と思っていたけれど、
きっと、誰もが何かを抱えているんだと思う。

最近、生理がぐっと重く感じるようになりました。
昔はサラッと過ぎていたのに、体も心もずっしり重たくて、
何かをやろうとするだけで、ため息が出る日もあります。

鍼灸師の先生には「更年期のはじまりかもね」と言われました。
それに加えて、親の介護も少しずつ始まり、
知らず知らずのうちに、日常の中でストレスを溜めていたのかもしれません。

そんなある日、「もう今日は無理だな」と感じて、
ふと立ち止まることができました。

誰かの役に立つためには、
まず、自分を守ってあげなきゃいけない。
そう思って、本気で“自分を大切にする”と決めたのです。

“がんばれない日”の過ごし方

やることを一つだけにする。
 「今日できることは、これだけ」と最初に決めてしまう。
 罪悪感を手放すための、小さな工夫です。

手軽なごはんでOKにする。
 冷凍しておいた野菜スープや、おにぎりとお味噌汁だけの日もあります。
 それで充分。

気持ちを言葉にして夫に伝える。
 「しんどい」「今日は休みたい」と言葉にするだけで、少し楽になります。

生理の日は、意識的に休む日と決める。
 体がそうしてほしいと言っているのだから、無理せず横になる。
 あたたかくして、呼吸だけに意識を向ける時間。

家族のこと、親のこと、自分のこと

どれも大切にしたいけれど、
それは“どれも完璧にこなす”という意味ではない。
ようやく、そう気づくことができました。

「今日はがんばれない」って、ちゃんと声に出していい。
その代わり、明日、ほんの少し前を向けたら、それで十分。

介護に疲れたとき、体がつらいとき、心が張り詰めているとき。
そんな日こそ、“何もしない勇気”を持つことも、大人の選択なのかもしれません。

がんばらない時間は、未来の自分を支える時間。
無理せず、淡々と。
そんな日が、あってもいいのだと思います。

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