40代になって、ちょっとした不調を感じることが増えました。
疲れが抜けない日、気持ちが重い朝、なんとなく冷える夜。
そんなとき、私がよく作るのが「整えるスープ」。
スープは、体の内側にやさしく触れるような“手当て”だと思うのです。
今日は、私の台所でよく登場する整うスープを2つ、ご紹介します。
どれも自家製の鶏もも肉スープストックをベースに、調味料は「家島の塩」だけ。
素材の味を引き出して、体と心を少しずつ整えていく、そんな一杯たちです。
整えるスープ その1
鶏肉とにらともやしの “巡りスープ”
▷ 寒い朝に、疲れた日の夜に。にらを“旨みの調味料”として。
鶏もも肉からとったスープストックに、細かく刻んだにらをたっぷり入れて煮込みます。
にらは香りづけではなく、味のベースとして使うのが私のやり方。
最後に加えるもやしのシャキ感が、気持ちもシャキッとさせてくれます。
スープストックの作り方はこちら:
鶏もも肉を“茹でるだけ”スープも作れる私の整う下ごしらえ習慣
「家島の塩」についてはこちらの記事で紹介しています:
“がんばらない日”の私の献立
整えるスープ その2
にんじん・玉ねぎ・じゃがいも・ベーコンの “コトコトスープ”
▷ 野菜を小さな賽の目切りにして、素材の甘みを引き出す洋風スープ。
材料(1人分目安)
◎ にんじん(小さな賽の目切り)
◎ 玉ねぎ(細かめに)
◎ じゃがいも(同様に)
◎ グリーンラベルの無添加ベーコン(小さく刻む)
◎ 自家製スープストック
◎ 家島の塩(ひとつまみ)
作り方
① ベーコンを鍋で炒め、香りを出す
② 刻んだ野菜を加えて軽く炒める
③ スープストックを注ぎ、15~20分コトコト煮る
④ 家島の塩で味を整える
細かく刻んだ野菜たちが、スープの中で静かにとけ合っていく感じが心地よくて、私は夕方の静かな時間にこのスープをよく作ります。
「整えるスープ」は、体に栄養を届けるだけでなく、“私自身を整える行為”そのものだと感じています。
料理が負担になる日も、スープなら作れる。
そしてその一杯が、次の一歩を後押ししてくれる。
誰かの参考になるような、大きなことは書けないけれど、
この2つのスープが、あなたの「ちょっと整えたい日」のヒントになりますように。