最近、天気が崩れる前になると「なんとなく体が重い」「気分が落ち込みやすい」と感じる日が増えていませんか?
私自身、40代を迎えてからこうした“ゆらぎ”をより敏感に感じるようになりました。
それは、「気象病」や「天気痛」と呼ばれる、気圧の変化により起こる心身の不調かもしれません。
頭痛や肩こり、倦怠感、めまい、イライラ、不眠…。特に梅雨や台風の季節になると、多くの女性が悩まされる不調です。
今回は、私が実際に試してよかったと感じた「気象病のセルフケアに取り入れやすいハーブティーとアロマ精油、それぞれ3つ」を、暮らしに馴染む形でご紹介します。
1杯からできる自律神経ケア。40代におすすめのハーブティー3選
❶ ジャーマンカモミール ― やさしい鎮静で、心と体をゆるめる
リラックス効果にすぐれたハーブティーの代表格。
やさしい香りと穏やかな甘みがあり、不安や緊張、気圧変化による頭痛やイライラの緩和に◎。
就寝前や“ちょっと落ち込んだ午後”に飲むと、気持ちがほっと緩みます。
❷ フィーバーフュー ― 頭痛がつらい日のお守りハーブ
片頭痛対策の定番として、「気象病ブレンド」には欠かせないハーブ。
少し苦味がありますが、レモンバームやペパーミントとのブレンドで飲みやすく。
定期的に取り入れることで、気圧変化による頭の重さを軽減してくれる実感がありました。
❸ ペパーミント ― シャープな清涼感で、心身をすっきり
気分転換にもぴったりなスーッとした香りで、頭がモヤモヤするときや胃腸が重いときにもおすすめ。
私は午後の眠気が強い日や、デスクワーク中のリフレッシュに取り入れています。
1杯のハーブティーが、自然と“整う時間”に変わる瞬間です。
アロマでつくる、心地よい私時間。気象病にやさしい精油3選
① ラベンダー ― 深呼吸したくなる、安心感の香り
自律神経のバランスを整える定番精油。ストレスがたまりがちな雨の日や、眠りが浅い夜に。
私は、ハンカチや枕に1滴垂らして香りを楽しむのが日課です。
気象病の「なんとなく不安定」をやさしく整えてくれる香り。
② スイートオレンジ ― 気持ちを明るくする太陽の香り
柑橘系のやさしい香りが、不安感やイライラを明るく照らしてくれるような感覚。
ルームスプレーにしたり、ディフューザーで焚くと部屋の空気ごと軽やかになります。
気圧の変化に敏感な日も、この香りがあるだけで少し前向きに。
③ ペパーミント ― 重たい気分をシャープにリセット
清涼感のある香りで、頭の重さや集中力の低下をすっきりと整えてくれます。
こめかみに希釈したオイルを少し塗るだけで、リフレッシュ効果も抜群(※肌に直接使用する場合は必ずキャリアオイルで希釈してください)。
眠気が取れない日や、朝の気象変化でぼんやりする日にも。
自分にやさしく、自然に寄り添う暮らしへ
気象病は、誰にでも起こりうる体からのサイン。
「また来たな」と感じたときは、無理にがんばらず、自分の心と体をやさしく包み込むケアを意識してみてください。
ハーブやアロマのように、自然の力を借りることで、少しずつ整っていく感覚があります。
毎日完璧じゃなくていい。ゆらぎながらも、自分の“ごきげん”をつくっていく。
それが、40代の私たちにとって、いちばん心地よい「整え方」なのかもしれません。