なんだか暮らしに「手間」や「モヤモヤ」が増えてきたな…と感じたのは、40代に入ってからでした。
片づけてもすぐ散らかるキッチン、掃除に気合いが必要なお風呂場。
気持ちよく過ごしたいのに、暮らしのあちこちで小さなストレスが積み重なっている——
その原因が「当たり前に使っていた日用品」にあることに、ある日ふと気づいたんです。
そこから私は、“やめてみる”ことを始めました。
今回は、私が実際にやめてよかったと感じた日用品3つと、その後の心と暮らしの変化を綴ってみたいと思います。
① お風呂用洗剤をやめて、「セスキ+アロマ」に
お風呂掃除に使っていた、専用のスプレー洗剤。
毎回あのツンとした香りが気になっていたものの、「お風呂にはこれが必要」と思い込んで、使い続けていました。
でもある日、セスキソーダにオレンジスイートのアロマオイルを合わせてみたら……これが思いのほか快適!
汚れも落ちるし、香りも自分好みにアロマを加えてほんのりとリラックスできる空間に。
専用の洗剤を買い続けなくていい、ストックも減る、掃除も気軽になる。
“お風呂専用”の枠を手放したことで、掃除がずっと身軽になりました。
② 生ごみ用ゴミ箱をやめて、「100均の白いカゴ+ビニール袋」で清潔に
以前はキッチンの片隅に、フタ付きの生ごみ用ゴミ箱を置いていました。
でも、使っているうちに洗う手間やにおいの悩みがついてまわるように。
そこで思い切って、ゴミ箱をやめてみることに。
今は、100均の白いカゴにビニール袋をかぶせて、さらにその中に小さなゴミ袋を入れて、そこに生ごみを捨てています。
そして、生ごみは毎晩、マンションのごみ棟にこまめに持っていく。
これが思った以上に快適で、驚いています。
ゴミ箱を洗う手間がなくなったし、何よりにおいがこもらない。
こまめに捨てることで、気持ちの区切りにもなっています。
③ キッチン掃除は「アルコールスプレー1本」で十分だった
以前は、テーブル用、コンロ用、電子レンジ用……と用途別にいろんな掃除スプレーを揃えていました。
でも、それがかえって「掃除のハードル」を上げていたことに気づいたんです。
「これはこっち用」「あれはあっち用」
考えるだけで、なんだか億劫になってしまう。
そこで今は、キッチン用のアルコールスプレー1本だけに。
テーブルも、シンクも、冷蔵庫も、全部これで拭いています。
汚れ落ちも問題なく、アルコールのスッとした匂いが気分までリセットしてくれる。
掃除が「すぐやれること」になってから、日々のストレスがぐっと減りました。
「やめてみる」は、整う暮らしのはじまりだった
暮らしを整えるって、何かを“足すこと”だと思っていた時期がありました。
でも本当に必要だったのは、「やめてみる」勇気だったのかもしれません。
便利そうに見える日用品でも、
◎ ストレスになる香り
◎ 手入れが面倒な道具
◎ 用途が細かく分かれていること
そんな小さな違和感を見逃さずに、自分の暮らしに合う形にしていくこと。
“引き算”をしてみたら、空間も気持ちもすっきりとして、毎日のリズムが軽やかになりました。
これからも、ほんの少しずつ「自分に合わない“当たり前”」を見直していきたい。
そんな風に思えるようになった、私の整う暮らしの変化です。