40代女性の睡眠改善ノート 第8回:“食べてすぐ寝る”をやめたら変わった、私の体と睡眠の関係

④【美容・健康】

40代に入り、眠りの質がゆらぎやすくなりました。
寝室にスマホを持ち込まない、刺激の少ない夜時間をつくるー。
そんな工夫を続けてきたのに、どうしても寝つきにムラが出る日がある。

そんなとき、体が先に教えてくれました。
「胃腸が弱っているよ」と。

この小さな不調をきっかけに、食事のとり方を見直したことで、
予想していなかった変化が起きました。

“眠れるようになった”のです。

今回の記事は、
胃腸の不調から始まった私の見直しが、
結果として睡眠改善につながった体験談をお届けします。

食べてすぐ寝ると、40代の体は休めなくなる

忙しい日の夜は、つい夕食が遅くなり、
そのまま布団へ直行してしまうこともありました。

でも、そんな夜ほど…

・胸が重い
・胃が動いているのがわかる
・体が静かにならない

そんな“落ち着かなさ”が眠りを妨げているように感じていました。

胃腸の調子がゆらいだ日ほど、
寝つきも悪くなるのは偶然ではなかったのだと思います。

就寝3時間前までに夕食を済ませるようにした理由

胃腸を整えるために、まず始めたのが
「夕食を早めに終える」 ということ。

すると、眠りにも想像以上の変化がありました。

食後、胃腸が働くと深部体温が上がり、
副交感神経(リラックスする神経)が働きにくくなります。

でも夕食を3時間前に済ませておくと、

・消化が落ち着く
・体温がゆるやかに下がる
・からだ全体が“休む方向”へ向かう

この自然な流れが、眠気を妨げず、むしろ後押ししてくれるのです。

胃腸が整う → 眠りが深くなる。思わぬ“いい循環”

夕食時間を見直してから、
夜の体がとても静かになったのを感じました。

◎ お腹や胸の張りが気にならない
◎ 呼吸が深くなる
◎ 布団に入ったあと、体の内側が「すーっ」と落ち着く
◎ 寝落ちが早くなる
◎ 夜中に起きる回数が減った

まるで体の内側が“眠る準備”を丁寧に整えてくれるような感覚。

私の場合は胃腸の不調が出発点でしたが、
夕食のタイミングが整うと、眠りも自然と整うー
そんな新しい気づきを得ることができました。

夜食を「ガマンする」から「体が喜ぶ選択へ」

どうしても遅くなってしまう日もあります。
空腹がしんどい夜は、無理に我慢せず、

・温かいスープ
・少量のお粥
・味噌汁

など、体に負担の少ないものをほんの少し。

すると胃腸が静かになり、
そのまま心もふっと落ち着いていきます。

40代は、“我慢”より“整える選択”のほうが合っている。
そんなふうに感じるようになりました。

カフェイン断ちは“睡眠目的”ではなかった。それでも眠りが良くなった理由

私は胃腸が弱ったことで、
コーヒーなどのカフェインを控えるようになりました。

眠りのために控えたわけではありません。
けれど、結果として

◎ 胃の重さが減り
◎ 夜の違和感が減り
◎ 眠りのスイッチが入りやすくなる

という“思わぬ恩恵”があったのも事実です。

そこに“夕食3時間前ルール”が加わったことで、
睡眠の質がやっとひとつにつながった感じがしました。

眠りは“胃腸”とつながっている。40代の体が教えてくれたこと

40代の睡眠は、ただ横になれば良くなるものではありません。
私の場合は、胃腸が教えてくれた小さなサインから、
眠りの改善が始まりました。

「食べてから寝るまでの時間」
このたったひとつを整えるだけで、
体の静けさ、心の安定、翌朝の軽さが大きく変わっていきます。

もし最近、眠りにくさを感じているなら、
今日の夕食を“少しだけ早く”してみませんか。

その小さな工夫が、
あなたの夜をやさしく整えるきっかけになるはずです。

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