ここ最近頻発する地震をニュースで見ていて気付いたのですが、揺れのあとに起きる火災は意外と身近なリスクだということです。防災と聞くと、非常食や水の備蓄を思い浮かべる方も多いでしょう。もちろんそれも大切ですが、私が最近強く意識するのは、地震直後の「行動」が被害を大きく左右するということです。特に火災は、揺れそのものよりも、その後の対応次第で防げるケースが多いのです。
揺れのあとにまずできることはブレーカーの確認
地震火災の原因で多いのは、停電後に復旧した瞬間の通電火災や、倒れた家電のショートです。これを防ぐ最も簡単な方法は、揺れが収まったらブレーカーを落とすこと。
私が実際に行っているのは、
● ブレーカーの場所を家族全員で確認
● 停電時には復旧の前に必ずブレーカーを落とす
最近では、地震を感知して自動で電気を止める感震ブレーカーもあり、忙しい40代の暮らしでも無理なく取り入れられます。
この小さな習慣だけで、火災リスクはぐっと下げられます。
ガスの元栓も、日常で確認できる備え
揺れのあとに忘れがちなのがガスです。揺れで接続が緩むと、微量のガス漏れから引火して火災が起こることがあります。
私の家庭では、
● ガスの元栓の位置を家族で確認
● 揺れを感じたら火を使わず、まず元栓を閉める
この「静かな習慣」を日常に取り入れることで、もしものときに慌てず行動できます。
覚えるより、思い出せる防災
防災情報は集めればきりがありません。しかし実際に必要なのは、たくさんの知識ではなく、いざというときにすぐ思い出せる行動です。
揺れが収まったらブレーカー確認
● ガス元栓を閉める
この二つだけでも、地震火災を防ぐ可能性は大きく高まります。私は年に一度、家族と一緒に確認するだけ。完璧を目指す必要はありません。少しの備えが、日々の心地よい暮らしにもつながります。
心地よさにつながる防災の考え方
40代の私たちにとって、安心があることは生活の余白を生む大事な要素です。怖がるための防災ではなく、心を落ち着けるための防災。揺れのあと、「まずこれをしよう」と思える行動があるだけで、心の静けさも守れます。
● ブレーカーとガス元栓の確認は数分でできる小さな習慣
● 家族と一緒にやれば、防災意識も自然に高まる
● 定期的な確認が「備えることを前向きな習慣」に変わる
忙しい日々でも、少しの工夫で「未来の安心」を手に入れることができます。
40代から始める火災リスクの見直しチェック
40代になり、暮らしや家族を守るための時間が増えてきた今だからこそ、こうした小さな防災習慣が、心地よい暮らしを支えてくれます。大きな準備だけでなく、静かに続けられる備えが、私たちの日常に安心をもたらしてくれるのです。
