防災という言葉を聞くと、
どこか身構えてしまう自分がいました。
「ちゃんとやらなきゃ」
「まだ足りていないかもしれない」
40代になると、
不安を増やす情報よりも、
心が落ち着く選択をしたくなります。
そんな今、
防災を特別な準備ではなく、暮らしを整える行為として
捉え直してみたいと思いました。
東京消防庁が提唱する
「地震に対する10の備え」は、
実は日常を心地よくするヒントが詰まっています。
身の安全の備え|まずは“ケガをしない家”にする
大きな地震で怖いのは、
揺れそのものよりも、
倒れた家具や割れたガラスによるケガ。
・家具を固定する
・重たい物を下に置く
・ガラス飛散防止フィルムを貼る
これらは防災対策であると同時に、
「家の中で安心して過ごすための整え直し」でもあります。
夜中に物音に怯えない。
子どもや自分が、
思わぬケガをしない。
それだけで、
暮らしの緊張感は少し緩みます。
初期対応の備え|慌てないための“見える安心”
地震直後は、
正しい判断ができるとは限りません。
だからこそ、
・消火器がすぐ取れる場所にある
・感震ブレーカーが設置されている
・懐中電灯とスリッパが枕元にある
こうした「考えなくていい状態」を
あらかじめ用意しておくことが大切です。
非常持ち出し袋も、
完璧を目指さなくていい。
水と食料、ラジオ、充電手段。
まずは3日分を“使い慣れたもの”で揃える。
防災は、
不安を増やす準備ではなく、
不安を減らす仕組みづくりなのだと感じます。
確かな行動の備え|40代だからできる話し合い
40代になると、
自分一人ではなく、
守る存在が増えている方も多いはず。
・どこに避難するか
・連絡が取れなかったらどうするか
・誰が何を持ち出すか
これを「会議」にしなくていい。
夕食後に、
「もし今だったらどうする?」
そんな一言からで十分です。
ハザードマップを一緒に見るだけでも、
行動は具体的になります。
完璧を目指さない、防災の持ち方
防災は、
全部そろえたら終わりではありません。
季節や家族構成、
体調や暮らし方に合わせて
少しずつ見直していくもの。
40代の私たちに必要なのは、
“頑張る備え”ではなく、
“続けられる備え”。
今日ひとつ整えたら、それで十分。
防災は、
何かが起きたときのためだけにあるのではなく、
何も起きていない今日を、
安心して過ごすための習慣。
静かに整えた暮らしは、
いざという時、
きっと私たちを支えてくれるはずです。

