『ハーブと花言葉で綴る、私時間の小さな物語』第4章 ハーブの伝承と歴史 ~ヤロウ~

④<ナチュラルケア・ハーブ>

〜心に残る植物のストーリー〜
古代から伝わる伝承や神話、民間療法と花言葉を通じてハーブの文化を探る。

40代になって感じる、決断の重み

40代になると、
選択のひとつひとつに重みを感じるようになります。

若い頃のような勢いではなく、
守るものや責任を抱えながらの決断。

本当はこうしたい。
けれど、迷いもある。

そんなとき、
そっと背中を押してくれる植物があります。

ヤロウ。
小さな白い花を咲かせる、静かなハーブです。

ヤロウとは?― 戦士の名を持つハーブ

ヤロウ(セイヨウノコギリソウ)は、
古くから薬草として親しまれてきた多年草。

学名「アキレア」は、
ギリシャ神話の英雄アキレスに由来します。

戦場で傷ついた兵士の止血に用いた、
という伝承が残っていることから、
「戦士のハーブ」とも呼ばれてきました。

可憐な見た目とは裏腹に、
守りと回復の力を秘めた植物です。

ヤロウの伝承と神話の物語

ヨーロッパでは、
ヤロウは魔除けや守護の象徴でもありました。

玄関に吊るす。
旅立つ人に持たせる。
未来を占う植物として使う地域もあったといいます。

傷を癒すだけでなく、
心を守り、進む方向を示す。

ヤロウは、
不安と向き合う人のそばに置かれてきたハーブでした。

ヤロウの効果と、女性の体へのやさしさ

ヤロウの効能として知られているのは、

・抗炎症作用
・止血作用
・消化促進
・発汗作用
・女性特有の不調の緩和

特にホルモンバランスが揺らぎやすい40代女性にとって、
ヤロウハーブティーは体を内側から整える存在です。

「勇気」という花言葉を持ちながら、
その働きはとても穏やか。

強くするというより、
整えてくれる感覚に近いのです。

私が実践している、ヤロウのある暮らし

① ヤロウのハーブティー
 少しほろ苦い味わい。
 迷いがある朝に飲むと、
 気持ちがすっと静まります。

② ハーブバス
 乾燥ヤロウをお茶パックに入れて湯船へ。
 体が温まり、巡りがよくなる感覚があります。

③ ドライフラワーとして飾る
 白い小花は主張せず、
 空間に凛とした空気を添えてくれます。

※キク科アレルギーのある方、妊娠中の方は使用を控えるなど注意が必要です。

花言葉「勇気」が教えてくれたこと

ヤロウの花言葉は、
「勇気」「治癒」。

けれどそれは、
戦うための強さではありません。

本音を認める勇気。
休む勇気。
断る勇気。

40代の私たちに必要なのは、
無理を重ねる強さではなく、
自分を守る強さなのかもしれません。

ヤロウは、
そのことを静かに思い出させてくれる植物です。

今日のポイント

・ヤロウはギリシャ神話に由来するハーブ
・古代から止血や炎症ケアに用いられてきた
・花言葉は「勇気」「治癒」
・40代女性の揺らぎに寄り添う存在
・守られている感覚が、静かな強さを育てる

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