「40代から整える、“長寿遺伝子”がよろこぶ暮らし」―食べることで未来が変わる、私のアンチエイジング習慣|第13回:甘酒 ― “飲む点滴”が40代の腸と肌を立て直す理由

④【美容・健康】

40代に入ると、以前は気にならなかった小さな不調が、少しずつ積み重なるようになります。
「最近疲れやすい」「肌がどんよりする日が増えた」「なんとなく腸の調子が整わない」。
私自身、そんな“ゆらぎ”が日常の中にひそんでいることに気づきました。

そんな40代の体を内側から立て直してくれる存在が、今回のテーマ 甘酒。
“飲む点滴”と呼ばれるほど栄養価が高く、麹が腸内環境を整えてくれることでも知られています。
仕事や家事で忙しい毎日の中でも、ひと口で体に寄り添ってくれるやさしい飲みものです。

甘酒が40代にうれしい理由

甘酒には、40代の体と肌に必要な栄養がぎゅっと詰まっています。
特に 麹由来の酵素やオリゴ糖、ビタミンB群、アミノ酸 が、ゆらぎやすい年代にやさしく作用します。

◎ 麹のちから(酵素・オリゴ糖
腸内の善玉菌を増やし、乱れがちな腸の働きをサポート。
腸が整うと、肌のくすみや疲れやすさにもやさしくアプローチしてくれます。

ビタミンB群
エネルギー代謝に必須の栄養素。
「最近やたら疲れる」「夕方にぐっとだるさが出る」という40代の“あるある”に効果的。

アミノ酸
肌の土台をつくる大切な成分。
乾燥やハリ不足を感じやすい40代の肌を内側からサポートします。

甘酒の魅力は、これらの栄養が 自然の形のまま吸収されやすい という点。
体が無理をせず取り入れられるやさしさも、40代にうれしいポイントです。

取り入れ方のコツ ― 無理なく続ける習慣

甘酒は、たくさん飲まなくてもOK。
大切なのは“少量を続ける”ことでした。

◎ 朝の小さな一杯(50〜100ml)
朝一番に腸が目覚め、体のリズムが整いやすくなります。

◎ 疲れを感じた日の“レスキュー飲み”
仕事終わりや夕方のだるさ対策に。冷やしても温めても◎。

◎ 料理に少し混ぜて自然に摂る
味噌汁の仕上げに小さじ1、ヨーグルトと合わせるなど“調味料感覚”で取り入れても負担になりません。

◎ 必ず「麹甘酒」を選ぶ
砂糖入りではなく、麹だけでつくられたものが腸活・美容には理想的です。

忙しい日でも続けられるシンプルさが、甘酒の魅力のひとつです。

甘酒で整う“腸と肌”

甘酒を習慣にすると、体の内側で少しずつ変化が起こります。

◎ 肌のくすみが和らぎ、明るさが戻る
腸が整うと、肌の透明感が変わり、化粧のりも軽く。

◎ 疲れにくくなる“体の底上げ感”
ビタミンB群がエネルギー代謝を助けてくれるため、日中のスタミナが続きやすくなります。

◎ 便通のリズムが安定
麹の酵素とオリゴ糖が腸の動きをサポート。重たさや張りがラクに。

◎ メンタルのゆらぎにもやさしく作用
腸と心はつながっていると言われており、腸が整うことで気持ちの安定にもつながります。

40代は、腸の状態が体調も肌も左右しやすい年代。
だからこそ“腸をいたわる食習慣”が、アンチエイジングの土台になるのだと実感しています。

私の甘酒習慣

特別なことはしていませんが、続けてみて「ちょうどいい」と感じた方法をご紹介します。

◎ 朝食前に小さな湯飲みに一杯
◎ ヨーグルトに小さじ1混ぜて“麹ヨーグルト”
◎ 夕方の疲れを感じた日に温めて飲む
◎ 甘さが欲しい料理に砂糖の代わりにひとさじ

甘酒は“飲みもの”でもあり、“調味料”でもある万能選手。
自分の生活に合わせやすいのが、長く続けられる理由です。

“飲む点滴”は40代の毎日の味方に

甘酒は、40代の体に不足しがちなビタミンB群・アミノ酸を補いながら、腸内環境を整えてくれる心強い存在。
疲れやすさ、肌の元気のなさ、腸の乱れ――そんな小さな不調を、内側からやさしく支えてくれます。

毎日50mlの小さな習慣が、未来のあなたの肌と体を変えていきます。
今日の暮らしに、そっと一杯の甘酒を。
そのささやかな一歩が、“長寿遺伝子がよろこぶ暮らし”へ静かにつながっていきますように。

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